ムードではなく成分で選ぶ基礎化粧品  1 洗顔はスキンケアの基本

ムードではなく成分で選ぶ基礎化粧品
Ⅰ 洗顔はスキンケアの基本

素肌にやさしく安心できる洗顔料を選ぶには・・・

「スキンケアの中でもっとも大切なのは洗顔」というのは、よく耳にする言葉ですね。 自分の素肌にあった洗顔料で、必要なうるおいや油分を残してやさしく洗い上げる、これも常識となりつつあります。でも、ひとくちに洗顔料といってもいろいろなタイプのものが店先に並んでいて、どれがいいのか迷ってしまいます。どんなものが成分に含まれているか、わかりにくいことも不安なところです。

市販の多くの洗顔料に使われている合成界面活性剤は、毛穴の汚れだけでなく皮膚の表面の組織まで溶かしてしまいます。さらには肌に必要な油分まで取り去られ、使い続けているうちに皮膚が本来もつバリア機能が次第に壊されていき、いつもカサカサした状態になってしまいます。

つまり、合成界面活性剤入りの洗顔料が慢性的な乾燥肌の原因になっています。

やっぱり、せっけんは安心です

では、本当に素肌のためになる洗顔料とは、どんな洗浄成分を使ったものなのでしょうか。それは、たとえば昔ながらの製法のせっけん、天然の粘土であるクレイや穀物の粉などがあります。

素肌を清潔に保つ働きにすぐれながら、同時に肌バリアの健康を保ってくれるものが、長い時間をかけて選ばれてきました。

おなじみのせっけんに含まれる洗浄成分は、天然の界面活性剤。同じ界面活性剤と言っても、天然のものと合成のものとでは、まったくことなる性質を持っています。せっけんは、汚れを落としながらも皮膚を溶かしたりすることがないので安心できます。

クレイ、穀物は素肌にやさしい天然の清浄成分

素肌が敏感でせっけんでは洗浄力がちょっと強すぎるという人の場合は、クレイや穀物(あずき、米ぬか)の粉末を使った洗顔がおすすめです。普段はとくに刺激が気にならない人も、素肌が乾燥気味のときや疲れがたまって素肌に元気がないときなどに使うと、しっとり落ち着いた洗い上がりに。

クレイはしばらく顔にのせておけばそのままパックとしての働きもしてくれます。 昔ながらのあずきの粉や米ぬかを使った洗顔もまた、洗い心地は穏やかながらしっかり効果を実感できることでしょう。

米ぬかは乾燥肌をうるおし、使い続けるとクリームいらずのしっとり肌になると言われています。

またあずきの粉は余分な皮脂をとるので、ニキビ、吹出物のお悩みの方におすすめです。

危険な成分 合成界面活性剤
●ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、
塩化アルキルトリメチルアンモニウムなど

成界面活性剤は、安価で大量生産しやすい代わりに毒性が強く、肌にダメージをあたえていきます。なかなか解毒されない性質があるので、肌本来のバリア機能を壊しながら体内で蓄積されてしまうのです。洗顔料をはじめ、化粧品は毎日使うものだから合成界面活性剤が入っていないものを選びたいですね。

そうは言っても、成分を暗記したり判別したりするのはなかなか難しいこと。だからわかりやすく見分ける方法を覚えたいものです。安全なのは大豆レシチン、グリセリン、ミツロウ、せっけん素地など。これら以外の界面活性剤はたいてい合成界面活性剤。複雑な化学式のような薬品の名前は、合成界面活性剤であることが多いようです。

洗顔せっけん 泡タイプ


  • アルテ  ローズ洗顔フォーム 160m

    美肌の植物エキスを13種類も配合した洗顔フォーム。 バラ、ローズヒップ、シャクヤクや金銀花(スイカズラ)、ソウハクヒ、トウキなどが、くすみやシミを予防します。そのほか肌の内側から潤う力を与える杏やトウキ、ユキノシタ、カキの葉などの植物エキスを贅沢に使用しており、まるで美容液さながらの洗顔フォームです。

洗顔せっけん 固形タイプ


  • アルテ リバイタルソープ(黄カラスウリ石けん) 80g

    ダメージ肌をすばやく修復する作用のある黄カラスウリの果肉を練りこんだ石けんです。貴重な黄カラスウリは、肌荒れや乾燥肌を改善し、美しくなめらかな肌を保ってくれます。 そのほか白樺樹液も肌を保湿し、透明感を与えます。洗い上がりはさっぱりとしながらも、しっとり感が持続する石けんです。


  • アルテ ヨモギ石鹸 100g

    ヨモギは素早く古い角質を取り去って肌をなめらかに、また肌を温める作用によって保湿効果を高めると言われています。そのため、このヨモギ石鹸を使い続けているうちに、肌のターンオーバーがスムーズに進み、なめらかでしっとりした肌になってきます。原料は、ヨモギエキスと石鹸素地のみ、一切の化学成分を加えることなく仕上げているので、ヨモギのすぐれた効果が最大限に発揮されます。


  • オリプレ ナチュラルソープ(バージンオリーブオイル) 170g プロモジャパン

    トルコで昔ながらの製法を守りながら、ひとつひとつ手作りされている石鹸です。原料に使われているオリーブオイルは、トルコ南東の山奥で栽培されています。オーガニックバージンオリーブオイルだけを使った100%無添加のせっけんなので、敏感肌や痒みがある方にもおすすめ。これひとつで、顔から全身洗うことができます。

クレイ


  • ガスール固形 150g ナイアード

    石けんや添加物をくわえなくても、洗浄力と保湿力を備えているガスール。 水に溶かしてクリーム状にしますと、ガスールに含まれるミネラルがプラスイオン化し、水の中に溶け込みます。そして、マイナスイオンを帯びた粘度の粒子が、肌や髪の汚れを吸着し、プラスイオン化したミネラルが肌をしっとりさせ、活性化させる働きをします。モロッコ生まれのうるおう粘土洗顔として、クレンジングとして、パックとして。

穀物の粉


  • ぬかと袋 120g 美容文化社

    米ぬかにはビタミン、ミネラル、パントテン酸、葉酸などがたっぷり含まれています。また、米ぬかの繊維にはダイオキシンをも吸着する力があるとか。肌に必要な水分や油分を残しながら、汚れをしっかり分解します。美容文化社では、ぬかのなかでも「白ぬか」のみを使用しています。白ぬかは腐りにくく、保湿効果が高いために、防腐剤や保湿成分を配合する必要がなく、ぬか単独で肌をツルツルにする効果を発揮します。


  • 漢邦〔かんぽう〕ぬか袋(洗顔&ボディ用) 10g×16袋 漢萌

    米糠を主原料に天然の草根木皮を丸ごと漬け込んで長期熟成醗酵させた古伝の糠袋です。入浴時にお湯を含ませながらやさしく素肌を磨くことで肘・膝の黒ずみを解消。また毎日磨くことで気になる無駄毛も徐々に減ってゆきます。


  • あずきの粉 60g 美容文化社

    古くは、奈良時代からあずきは色を白くし脂垢を落とす、と言われてきました。あずきに含まれるサポニンが、皮膚や毛穴の油や汚れを吸着して落としてくれるのです。また、あずきの粒子がスクラブ効果を発揮して肌のキメを整えてくれます。ニキビに悩む人にもおすすめです。 美容文化社の「あずきの粉」は北海道産のあずきを軽く炒って細かな粉にし、石臼で微粉末にするという手間ひまをかけて作られた洗顔料です。