新型コロナウィルスの影響下、今、免疫力をあげる食品に関心が高まっています。

残念ながら、新型コロナウィルスに有効な薬が出てくるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。

また新薬は、つねに副作用の不安もあります。

となると、「食べることで免疫力」をあげるのが一番です。

免疫力をあげるためには、そのために役立つ、栄養やミネラルを多く摂るようにすることが求められます。とくに有効な栄養成分が、ビタミンＣ、ビタミンＢ群、ビタミンＥ、さらに亜鉛やマグネシウムなどのミネラルです。

また腸内環境を整えておくことが強い免疫力を育む基本的な条件になります。

しかしビタミンやミネラル補給のためにサプリメントを活用するのは疑問です。

というのは、サプリメントは、有効成分が少ししか入っていなかったり、あるいは防腐剤やカプセルなどが合成成分であることが多く、かえってからだにとって害になることもあるからです。

こんなときにこそ、ぜひ活用してほしいのがオーガニック食品です。

何故ならオーガニック農産物は、農薬や化学肥料を使った通常栽培の農産物よりもはるかに栄養価が高く、抗酸化成分が豊富だからです。

たとえば緑茶は、カテキンの一種であるエピガロカテキンガレートという成分が、ウィルス感染に効果があるとして最近、注目されています。

また加工食品になるオーガニック調味料も、腸内環境を整えることによって、免疫力を育む効果が注目されています。とくに醤油や味噌、酢などの発酵調味料は、酵素や有用菌が豊富に含まれており、腸内環境を健全にしてくれます。

「オーガニック生活便」では、従来から扱ってきた食品の中でも、とくに免疫力アップに役立つものを集めてみました。ぜひこれらのオーガニック食材を活用して、根本から免疫力を育んでいきましょう！

海苔

意外にもビタミンＣが多い！　その他、ビタミンＡ、ビタミンＥ、さらに亜鉛やカルシウムなど、免疫力アップに役立つ栄養分を豊富に含んでいます。常備して、ご飯、野菜炒め、焼きそばなどにかけて、どんどん食べましょう！

緑茶

抗酸化成分として6種類のカテキンが含まれていることが知られていますが、その中でもエピガロカテキンガレートという成分が抗ウィルスに効力を発揮することが注目されています。その他、緑茶には、アレルギーの抑制やリラックス作用など、体に嬉しい効果が数多くあります。

ルイボスティー

抗酸化成分と活性酸素除去酵素が驚くほど豊富な「不老長寿のお茶」。毎日、飲むことで免疫力をアップしてくれます。また亜鉛やマグネシウムなど、免疫力アップに欠かせないミネラルも多く含まれています。ノンカフェインの飲みやすいお茶なので一日中飲むことができます。

玄米

玄米には、白米よりもはるかに豊富な栄養成分が含まれており、免疫力のある体を育んでくれます。玄米は、たんぱく質や脂質のほか、腸内環境を整えてくれる植物繊維やからだに元気を与えるビタミンＢ群を豊富に含んでいます。胃が弱い人は、胚芽米で摂取するのがおすすめです。

雑穀米

雑穀類には、免疫力をアップしてくれる様々な成分やポリフェノールが含まれています。ビタミンＢ群のほか、健康維持に欠かせないカルシウムや亜鉛、鉄分などのミネラルも豊富です。お米に混ぜて食べると、ほぼ完全栄養食になります。

ハーブティー（ローズヒップ、サンドロン）

ビタミンＣを多く含んでいるローズヒップやサンドロン、ストロベリーが入っているハーブティーがおすすめです。ビタミンＣは、免疫力にとって欠かせない成分で、取り過ぎによる弊害はありません。ハーブティーで手軽にビタミンＣを摂りましょう。

オーガニック調味料

じっくりと熟成期間を長くかけた醤油や味噌、酢には、大量に販売されているものより、多くの酵素や抗酸化成分、有用菌が含まれているため、日々、使うことで免疫力を育んでくれます。

通常の発酵調味料は、発酵時間をかけずに短い時間で作ってしまうため、抗酸化成分や有用菌がほとんどなく、そのために免疫力アップに役立ったり、腸内環境を整える働きはあまり期待できません。

また塩も通常の精製塩ではなく、ミネラルが豊富な自然海塩がおすすめ。免疫力アップに役立ち、料理もおいしくなります。