手を守るために、石けんで洗おう!
ひどい手荒れは、合成界面活性剤のハンドソープが原因かも
合成界面活性剤のハンドソープは要注意!
今、新型コロナウィルスによって新たな生活が求められており、
まめな手洗いが恒常的な習慣になってきています。
そのため、手を洗うためのハンドソープが欠かせないものになっています。
家で、出かけた先で、
あちこちでハンドソープを使う機会が増えていますが、
気になるのは、そのハンドソープの成分です。
最近、手荒れに悩む人が増えています。
高濃度のアルコール洗浄剤もそうですが、洗浄成分が合成界面活性剤を使用しているハンドソープも、手荒れがひどくなる原因です。
合成界面活性剤は、たんぱく質変性作用により肌バリアを溶かしてしまうため、
肌が薄くなったり、ひどい場合には、傷のようになったりします。
手肌にとって安心な石けんのハンドソープ
いっぽう、石けんは肌バリアを壊すことはありません。
石けんは、肌バリアの表面で汚れを包み込むと、界面活性能力が失われて、そのまま水とともに流されていきます。
そのハンドソープの洗浄成分が、石けんか合成界面活性剤かは、使い心地によってわかります。
合成界面活性剤のハンドソープは、泡を手に伸ばした後、たんぱく質変性作用によっていつまでもヌルヌルとして、水で流しそうとしても時間がかかります。
いっぽう石けんの場合は、手がいつまでもヌルヌルすることはなく、水で素早く洗い流すことができます。つまり「水切れ」が良いのが石けんの特長です。
もちろん全成分を見ても、そのハンドソープが、石けんかまたは合成界面活性剤を使っているものかはすぐにわかります。
石けんの場合は、「脂肪酸K、カリ石鹸素地」などの成分名があります。いっぽう合成界面活性剤の場合は、「PEG-400、ココイルグルタミン酸Na、ココイルグリシンK、ラウロイルメチルアラニンNa」などの難しそうな成分名が表示されています。
ウィルスと石けん
石けんで手洗いをすると、手についたウィルスは、石けんの溶解させる力により水に流れて手から無くなります。
今回の新型コロナウイルスは、表面がエンベローブ(被膜)におおわれていますが、この膜は脂質が主成分なので石けん液に溶けてしまうことによって、ウィルス本体が死滅してしまいます。
そのように石けんは、手肌にとってとても優しいのに、しっかりと感染予防をしてくれます。
小さな石けんを持って外出を
家で使うハンドソープは、石けんを使用した製品を選ぶことができますが、外ではほとんどの場合、合成界面活性剤のハンドソープになることと思います。
外出の際には、小さな固形石けんを持ち歩くというのも良い方法です。
石けんは、排水溝に流した後は、水の中に含まれているミネラルと結びついて界面活性作用をなくしてしまうので、魚や水の植物に被害を与えません。
石けんの成分は、水に含まれるミネラルに結びついて界面活性能力が無くなった金属石けんになります。この金属石けんは魚が食べたり、微生物の分解によって、自然の循環に取り込まれます。
いっぽう合成界面活性剤のほうは、なかなか自然界で分解されないまま、魚や微生物を傷つけ続けてしまいます。
石けんは、5000年前からメソポタミア文明時代から使われており、人体にも環境にも優しいことは実証済みです。
ひんぱんに手洗いが必要な今の時代だからこそ、手肌を守るためにも、そして未来の環境を守るためにも、石けんを使いましょう!