質の良い「眠り」で免疫力アップを

新型コロナウィルスの流行後、「免疫力」に注目が集まっています。

免疫力を上げるために必要な要素は、主に3つ。

バランスの取れた良質な　食事、適度な　運動、質の良い　睡眠　です。

良質な食事や運動は自分自身で意識すればいいのですが、睡眠は逆に意識すればするほど眠れなくなってしまうこともあります。最近、「眠れない」、「眠りが浅い」など睡眠に関する悩みを抱えている人が増えています。原因は様々です。自分では気がつかないうちにストレスを抱えていたり、体が緊張していたり。

睡眠不足は免疫力を下げてしまうので、眠りにくい人は、何らかの対策が必要ですね。

そこで、眠るために薬やサプリを服用してしまいがちになります。

ただし、睡眠薬や睡眠導入剤には、ふらつき、転倒、精神運動機能の低下、頭痛、消化器症状などの副作用が心配されます。また比較的副作用が少ないとされる睡眠導入のサプリですが、その代表的な成分グリシン、テアニン、トリプトファンなどの成分も、どのような原料から作られたものかが見えづらく、安全とは言い難いものです。また1度薬やサプリに頼ると、それに依存してしまい、長い間飲み続けることになりかねません。

幸いなことに昔から眠りを誘うために使われたいくつかの植物があります。こうしたものは、長い間使われてきたために安全性が確認されています。良質な眠りのためにナチュラルでやさしい植物の力を借りましょう。

植物の力で自然に眠くなる環境づくり

ゆったりとした入浴でリラックス

お休みになる1～2時間前、40℃くらいのお湯をはった浴槽にゆったりとつかり、リラックスしましょう。リラックス効果がある植物の香りでさらにリラックス。

おすすめは、ラベンダー、マージョラム、オレンジスイート、イランイランなどの香りです。精油をお風呂に数滴たらしてもいいですし、精油が入った入浴剤も効果的です。入浴剤に配合されている、炭酸水素ナトリウム（重曹）は、保温効果が高いので湯冷めしにくくなります。

お休み前にゆったり気分でオーガニックティーを

入浴後、お休み前にゆったりとしたお茶の時間をつくりましょう。できればテレビやスマホを見ないで目を休めるのも大切です。

寝る前に飲むおすすめのハーブは、ルイボス、カモミール、リンデン、レモンバーム、レモングラス、ローズ、ネトルなどです。これらを何種類かミックスしたものが飲みやすいと思います。またお茶は冷たいものより温かいものを飲みましょう。ホットミルクでお茶を入れるホットミルクティーなどもいいですね。

ただし、たくさん飲んだり、寝る直前に飲まないように注意しましょう。

眠りに誘う香りにつつまれて

寝室にもリラックスできる香りがあるといいですね。アロマディフューザーなどを置いて香りを楽しみながら、リラックス。体の力を抜いてよい眠りを手に入れましょう。