オーガニック・スカルプケアで頭皮の痒みにさようなら 頭皮の痒みは、抜け毛や薄毛の原因にも

オーガニック・スカルプケアで頭皮の痒みにさようなら
頭皮の痒みは、抜け毛や薄毛の原因にも

日頃から頭皮の痒みに悩んでいる人は、要注意。それは抜け毛や薄毛の原因にもなります。痒みがあると、ついシャンプーをする回数が増えてしまいますが、実はそれは悪循環に陥っている状態かも。今、ほとんどのシャンプーの洗浄成分として、合成界面活性剤が使われているからです。

合成界面活性剤は、「たんぱく質変性作用」があるので、頭皮の細胞を壊してしまうため、シャンプーで洗う回数が増えるほど、痒みがひどくなっていくのです。そのため、洗髪が頻繁になる夏を過ぎるころ、頭皮の痒みがひどくなる! という人がぐんと増えるのです。

抜け毛や薄毛も、シャンプーによる頭皮のダメージが原因

合成シャンプーによって、頭皮のダメージがひどくなってくると、細毛、抜け毛や薄毛の悩みも深刻になっていきます。頭皮にある毛根もまた弱ってしまうため、健康な髪が生えてこなくなってしまうからです。

ついには毛根自体が死んでしまって抜け毛が増え、結果的に薄毛になってしまうというわけです。

頭皮の健康をしっかり守るスカルプケアによってこそ、頭皮の痒みも無くなり、細毛、抜け毛、薄毛の悩みも解消するのです。

スカルプシャンプーに要注意!

最近は、抜け毛や薄毛、頭皮の痒み、といった悩みに乗じて、「スカルプケア」をうたう商品のCMをよく見かけます。 たしかに美しく健康な髪のためには、まず頭皮が健康でなければなりません。 しかし「スカルプケア」に特化した合成シャンプーの場合、「毛穴の汚れをしっかり落とす」といった洗浄力を強調するものも多く、より強い洗浄力がある合成界面活性剤が使われており、かえって頭皮により大きなダメージを与える可能性があるので要注意です。

スカルプシャンプーには、次のような強い洗浄力がある合成界面活性剤が使われています。

●ラウレス硫酸ナトリウム
●ラウリル硫酸ナトリウム

しかしそのような強い洗浄成分は、ますます頭皮の痒みをひどくしてしまうだけです。これらの成分は、石油から作られた合成成分です。

アミノ酸系シャンプーもまた合成性界面活性剤です

また最近は、「アミノ酸系シャンプー」なら、頭皮にも髪にもやさしいという考え方が一般的になっています。そのためにスカルプケアとして「アミノ酸系シャンプー」をすすめている広告もよく見かけます。

しかしアミノ酸系シャンプーの洗浄成分もまた合成界面活性剤で、先にあげた「ラウレス硫酸ナトリウム」や「ラウリル硫酸ナトリウム」よりもいくぶん洗浄力が落ちるとはいえ、やはり「たんぱく質変性作用」があり、頭皮の「脂漏性皮膚炎」などの原因になる可能性があります。

アミノ酸系の合成界面活性剤の例として、次のような成分があります。

●コカミドプロピルベタイン
●ココイルグルタミン酸
●ラウロイルメチルアラニンNa

これらのアミノ酸系合成界面活性剤はよく「植物性」ということを強調するメーカーもありますが、本当は、石油と植物の両方を使った合成成分です。

たとえアミノ酸系シャンプーであっても、合成界面活性剤が、ゆっくりと頭皮にダメージを与え、さらに頭皮の毛穴に入り込むことにより、健康な髪が育たなくなります。その結果、さらなる薄毛や抜け毛の原因になります。

石けんシャンプーで髪も頭皮も健康に

美しく元気な髪のためには、頭皮の健康を保つことが基本です。頭皮と髪の健康のために、まずは合成界面活性剤を使っているシャンプーをやめましょう。

頭皮にダメージを与える心配がなく洗えるものといえば、やはり、石けんシャンプーです。石けんは、合成界面活性剤のように「たんぱく質変性作用」などの心配がないので、頭皮の痒み、および細毛、抜け毛、薄毛などの原因となりません。そのため石けんシャンプーを使っていると、ボリュームのある髪を保ち続けることができます。

石けんシャンプーはアルカリ性なので洗った後は、必ず酸性のコンディショナーやリンスで洗ってください。そうすることで、よりしなやかでツヤやかな洗い上がりになります。

美しくボリュームがある髪は、頭皮の健康が基本

石けんシャンプーを使い続けていると、合成ポリマーなどのコーティング剤の力を借りなくても、自然の本物のツヤとボリュームが戻ってきます。それは、頭皮が健康になって元気な髪が生えてくるとともに、髪本来のツヤであるキューティクルが壊されることなく、髪が伸びていくからです。

石けんシャンプーは、頭皮も健康にしてくれるので、いつしか頭の痒みなども消え、細毛、抜け毛も減って、薄毛の悩みも解消されます。真の意味で効果的なスカルプケアをするのなら、まずは合成界面活性剤が配合されていないシャンプーを使うことです。

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コラム

石けんシャンプーと合成シャンプーの違いは、手にとって泡立てて洗ってみるとわかります。石けんシャンプーを泡立て、水で洗い流すと、素早くサッと流れます。

いっぽう、合成シャンプーは、泡立てた後、水で洗ってもサッと流れる感じではなく、いつまでも手がヌルヌルします。それは、合成シャンプーに使われている洗浄成分である合成界面活性剤が、皮膚の細胞にダメージを与えるからで、つまり溶かすような状態になるのでいつまでもヌルヌルして水でサッと洗い流すことができないのです。

石けんシャンプーが使いにくい人は、ハーブシャンプーや海藻シャンプーを

長年、合成シャンプーを使ってきた場合、石けんシャンプーは髪がきしんで使えない、あるいは、髪がゴワゴワに洗い上がるという人もよくいます。それは、合成シャンプーによって、頭皮だけではなく、髪そのものも「たんぱく質変性作用」によってダメージを受けており、たんぱく質である髪の保護層、つまりキューティクルが溶けて消えてしまっているためです。キューティクルが失われて細くなった髪を石けんシャンプーで洗うと、きしみがひどいため、健康にいいとわかりつつも石けんシャンプーをあきらめてしまうという人も多いようです。

つまり石けんシャンプーが使いにくいほど、それだけ、髪も傷んでいるという証拠です。毛根から健康なキューティクルのある髪が伸びてくれば、石けんシャンプーは、問題なく使えるはずなのですが、そうなるまでにはやはり時間がかかります。

そこで石けんシャンプーを使う前に、しばらくハーブシャンプーや海藻シャンプーを使うのもいい方法です。ハーブシャンプーや海藻シャンプーは、泡は立ちませんが、しっかりと汚れを落とし、洗った後はまとまりやすい髪になります。

そしてある程度、キューティクルが戻ってきたところで、石けんシャンプーを使ってください。あるいは泡の立たないシャンプーでも大丈夫という人は、そのままハーブシャンプーや海藻シャンプーを使い続けるのもいいでしょう。

アーユルヴェーダのハーブシャンプーできしみ感なく洗う

ハーブシャンプーのおすすめは、アーユルヴェーダの薬草(ハーブ)をブレンドしたもの。

頭皮を健康にする薬草、ナチュラルな洗浄力がある薬草、髪にツヤを与える薬草などがブレンドされています。かなりダメージを受けている髪でも、石けんシャンプーに比べてきしみ感が少なく、リンスやトリートメントも不要です。

洗い上がりの髪がとてもツヤやかになるのも嬉しい効果です。

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日本古来の洗髪剤、海藻シャンプーを使う

昔から日本には、海藻のぬめりを利用した洗髪方法がありました。ミネラル分やビタミン類が豊富な海藻は、頭皮のダメージをケアして強くし、髪にも栄養を与えて、美しい髪を育んでくれます。乾燥に悩んでいた髪も、海藻シャンプーによってまとまりやすい髪になります。

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