安心安全なヘナ染めで、髪と体を守る   合成カラーリング剤は、髪だけではなく、体にとっても大きなリスクに

安心安全なヘナ染めで、髪と体を守る
合成カラーリング剤は、髪だけではなく、体にとっても大きなリスクに

今、ほとんどの人は、白髪染めは、ヘアサロンで染めたり、ドラッグストアでカラーリング剤を買ってきて自分で染めたりしています。

でも一般に使われているカラーリング剤には、石油から作られた合成成分で、髪や頭皮にダメージを与えます。カラーリングを続けていると、髪に艶がなくなり、抜け毛や薄毛になります。

さらには、カラーリング剤は、髪や頭皮へのダメージだけではなく、アレルギーや発がん性があることも報告されています。

そんな不安なカラーリング剤の代わりとして、ぜひおすすめしたいのがヘナです。

カラーリング剤が、薄毛、アレルギーの原因に

毛髪のいちばん外側のキューティクルは固いウロコ状に重なっていて、ふだんは閉じていて、毛皮質に含まれる水分やタンパク質が流れ出ないように守っています。

カラーリング剤は、まず髪を保護しているキューティクルを開かせることによって、色素を入れるのです。

いわゆるジアミン系色素「パラフェニレンジアミン」という有害な成分ですが、これがさまざまな問題を引き起こします。

地肌は悪いものが体内に入ってくると判断すると、毛穴を閉めてしまいます。そのために、正常な毛が生えにくくなり、毛が細くなったり、途中で切れたり、髪の毛の本数が減ったりします。これが抜け毛、薄毛そして艶のない髪の原因です。

また「パラフェニレンジアミン」は、頭皮のアレルギーの原因になることも明らかになっています。

深刻な発ガン性の不安

さらにカラーリング剤の不安は、髪や頭皮への影響に留まらず、もっと深刻な体の不調などの原因になります。従来より、カラーリング剤に含まれるジアミン系色素「パラフェニレンジアミン」には、発ガン性があることが、日本も含めて各国の医療機関から繰り返し報告されてきました。

フィンランドでは、すでに1991年にジアミン系色素の使用が禁止され、これに続く国が増えていますが、何故か日本ではいまだに使われ続けています。

ヘナは天然成分100%の髪染め剤です

そのような様々な不安があるカラーリング剤を使い続けることは、できるだけ早く抜け出したいもの。

そんなときに、ぜひおすすめしたいのが天然成分のヘナです。

「ヘナ」はインド、西アジア、北アフリカなど熱帯地域の標高が高く水はけの良い土壌で育つ、ミソハギ科の植物です。葉を乾燥させ、粉末にしたものに水分を足してペースト状にし、染料として古代から利用されてきました。ヘナの葉にはローソンという赤/オレンジも色素が含まれているので、これを髪に塗ると、髪の毛を染めることができます。天然成分100%の髪染めです。ただ「ヘナ」は赤く染まるからと敬遠している方もいますが、「ヘナ」にインディゴ(藍)などのハーブを足して黒やブラウン系に染めることもできます。

染めるだけではない! ヘナで艶のある髪と健康な頭皮をキープできる!

日本では安心安全な毛染めとして有名な「ヘナ」ですが、インドや中近東では頭皮の余分な油分や汚れをデトックスしたり、髪にハリとツヤを与えるトリートメントとしても使われています。ヘナを使うと、まず頭皮が健康になり、フケやかゆみが軽減されます。頭皮は顔の皮膚ともつながっているので、頭皮の健康は顔の肌にも影響し、顔色が明るくなったり肌の調子がよくなったりします。また髪をコーティングするので髪にハリとコシが出て、艶やかになります。

意外と簡単! 家でも手軽に出来る

ヘナを使うのは、手間がかかると思っている人も多いようですが、実はとても簡単。水で溶いてマヨネーズ状にして髪に塗るだけ。ナチュラルなものなので、顔や手についても安心です。

ヘナは髪に色が入るまでに1時間ほどかかりますが、その間、料理をしたり、掃除をしたり、本を読んだりしましょう。ヘナには、頭皮のデトックス作用があるので、頭痛が和らいだという人もいるほど。また心をリラックスさせてくれる働きもあるので、ヘナタイムを楽しみましょう。ヘナを使いこなして、髪も体も美と健康を長くキープしましょう。

ヘナ染めのコツ

<白髪が出始めた人、白髪のない人にもおすすめのヘナ>

白髪のない人でもトリートメントとしておすすめです。髪にハリ、コシ、艶が出ます。またうねり気味の髪がストレートになります。

白髪が出始めの人もこのヘナがおすすめです。染めた直後は白髪がヘナで赤オレンジ色に目立ちます。ところが、3日、1週間と日がたつと、ぐっと色味が落ち着いて目立たなくなってきます。だから、ヘナは染めたら三日待て! それでも赤オレンジ味が気になる場合は、インディゴで後染めします。一般的に、白髪の出始めなどの場合はヘナ染め後三日待つだけで十分、インディゴは必要ありません。

<白髪が多くなってきた人におすすめのヘナ>

ハーバルカラーは、3種類あります。ヘナにインディゴを配合することによって、もともと赤オレンジに染まるヘナに黒味を加えたものです。ヘナは染める回数をますごとに色が濃くなっていきます。 染め始めは、髪全体を染めてください。

一度染めで、きれいな色に染まる

それぞれの染め時間の目安は、次の通りです。

ハーバルカラー3
初回は染め時間は60分程度、それ以降、1~2週間に一度、一回に40分程度(髪質により50分)

ハーバルカラー5
初回は染め時間は50分程度、それ以降、1~2週間に一度、一回に30分程度(髪質により40分)

ハーバルカラー7
初回は染め時間は40分程度、それ以降、1~2週間に一度、一回に20分程度(髪質により30分)

<根元染め>

色が落ち着いてきたら、伸びた分だけ白髪が目だつ毛根から数センチだけ、根元染めをしても大丈夫です。この染め時間はあくまで目安で、本当はそれぞれの人の体質などによって、異なってきます。

何回かヘナをしていると、自分の髪の染まり時間がわかってきます。1週間に1回15分だけ根元染めのみという人もいます。

<染めた直後はオレンジでも、後から色が濃くなる>

染めた直後は薄くオレンジ色にしか発色していなくても大丈夫です。ハーバルカラーに配合されているヘナとインディゴは、染まる時間が異なります。ヘナは塗布している間に染まりますが、インディゴは洗い流した後に、少したってから染まります。

<染めた直後、洗い流した後のタオルドライ>

染めた後に洗い流す際、シャンプーは使用せずお湯洗いしてください。

そのままタオルで髪をぬぐってから、1時間程度タオルドライ(頭にバスタオルなどをまきつけ、髪を乾かさないように保つ)ことで、暗めに発色します。

翌日、翌々日にも、入浴時に髪を濡らすことでさらに色が暗めに発色し、染まりが安定します。少したった後、色が落ち着いてきたら、シャンプーをしてもヘナの色は落ちません。ただしこのとき、必ず、石けんシャンプーを使ってください。合成シャンプーを使うと、色が落ちることがあります。

<ヘナ用のオイルやシャンプーもおすすめ>

これらを併用することによって、髪の艶を長くキープできます。