石けん&石けんハミガキで、コロナ対策
コロナウィルスは石けんに弱い!
消毒剤の化学物質が免疫力を下げる
Withコロナの時代、様々な消毒剤が市中に出回っています。
でもいくら効果が高くても、よく成分を吟味しないと、肌や体に良くない化学物質もあるので十分な注意が必要です。
1日に何度も消毒剤を使ううちにひどい手荒れになってしまったり、知らず知らずのうちに化学物質を体に取り込むことによって、体調不良になったり、結果的に免疫力を下げてしまったりする不安があります。コロナ禍で清潔さを保つために、ぜひ肌や体にとって安心安全なものを使いましょう。
コロナウィルスに石けんが有効です
経産省の「新型コロナウィルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会」で液体石けん(脂肪酸カリウム)、粉・固形石けん(脂肪酸ナトリウム)が有効と報告されました。1リットルの水に液体石けん10gまたは粉石けん3g以上を溶かした液体に浸した布でテーブル、ドアノブなどの器物を拭き取ればウィルスは不活性化(死滅)します。(20秒後に水拭きしましょう。)
この報告は朗報ですね。
手荒れを起こしやすい合成洗剤を使わなくても、石けんで十分に除菌ができることが証明されたのです。
手についたウィルスもたとえ流水だけでもウィルスを流すことができますし、石けんでの手洗いはさらにウィルス除去に有効なのです。
一方、キッチン用合成洗剤や一般的なハンドソープ、ボディーソープ、シャンプーなどの洗浄成分として使われているのは、石けんではなく合成界面活性剤です。中でもよく使われる合成界面活性剤「アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(ラウレス硫酸ナトリウムともいう)は、「PRTR法」で有害物質として指定されており、「経皮毒」になる可能性があります。これらの製品は、石けんの2倍の濃度でもウィルスは不活性化が認められませんでした。
製品の成分を確認し、カリ石けん素地、脂肪酸カリウム、脂肪酸ナトリウムなどと表示された石けん成分であるかどうかを確かめて使いましょう。
口の中のウィルス対策、「石けんハミガキ」で歯みがき&うがいを!
新型コロナウィルスの家庭内感染が増えています。その対策として、ぜひおすすめしたいのが、帰宅直後の歯みがきです。石けんでの手洗い後、石けんハミガキで歯をみがくことによって、口の中のウィルス対策ができます。
石けんハミガキを歯ブラシの毛先の長さ程度だし、歯ブラシで1分ほど歯みがきをし、少なめ(5g)の水を口に含みクチュクチュした後、ガラガラうがいを20秒します。これで口中のウィルスは死滅すると考えられます。
ただし、市販のハミガキのほとんどは石けんハミガキではないので、必ず石けんハミガキを選んでください。
人体にとって安心安全な石けんがウィルス対策としての有効性が認められたことは、大変喜ばしいことです。
ぜひ、石けんを有効活用して、安心安全にウィルス対策をしましょう!