withコロナの時代、 免疫力UPには無農薬の農作物を!
コロナウィルスの拡大が止まりません。
感染を防ぐためにも免疫力を高めておきたいものです。
そこでおすすめしたいのが無農薬の農作物です。
自然界の恵み、ファイトケミカルが免疫力を高めてくれます
野生の植物は、虫や細菌、カビ、紫外線など様々な外敵にさらされても丈夫に育ちます。
それは、植物が外敵から身を守ろうとして作り出した成分、ファイトケミカルのおかげです。
ファイトケミカルとは、野菜や果物に含まれる抗酸化作用や免疫力、体の機能を高める効果のある成分です。例えば、野菜や果物の色素や香り、アク、辛味などの成分です。
具体的には、
- ブルーベリー、ナスなどに含まれるアントシアニン
- 大豆などに含まれるイソフラボン
- お茶、紅茶などに含まれるカテキン
- にんじん、かぼちゃなどに含まれるβ-カロテン
- トマトなどに含まれるリコピン
- 柑橘類などに含まれるリモネン
- ブロッコリー、キャベツなどに含まれるスフォラファン
- ニンニク、玉ねぎ、ニラなどに含まれるアリシン
- ゴボウなどに含まれるイヌリン
などなど、これらはすべてファイトケミカルです。
野生や無農薬栽培の野菜や果物は、外敵から防御するために自らが作り出したファイトケミカルを多く含んでいます。一方、農薬や除草剤、殺虫剤などを使って育てられた農作物は、外敵から防御する必要が少ないために、ファイトケミカルの含有量も少なくなってしまいます。
スーパーに並べられた果物や野菜は見た目がとてもきれいです。しかし見た目が悪くてもファイトケミカルを多く含む無農薬栽培のものを選んで食べたほうが、体の機能をより高めることができます。
がんを予防するファイトケミカル、サルベストロール
ファイトケミカルの中で、近年がんになりにくくなると注目されているのがサルベストロールです。
オーガニックで育てられた野菜や果物の皮には、よく黒い斑点が見られます。例えば無農薬のみかんの皮には、黒い斑点はありますよね。これがサルベストロールです。サルベストロールは野菜・果物の皮や中皮、種、根などに多く含まれています。
近年、がん細胞にはCYP1B1という酵素が多量に発生することがわかりましたが、その後、植物に含まれるサルベストロールがCYP1B1酵素に反応するとがん細胞を死滅させる成分に変化することがわかりました。
これは農薬などを使わず、野生や自然栽培の農作物を食べていた時代、人は自然と野菜や果物からサルベストロールを取り入れ、がんを防いでいたということを意味します。したがって野生の動物は、がんになりにくいというわけです。人と同じ生活をするペットにがんが増えている理由もここにあります。
農薬を使って育てた見た目がきれいな野菜や果物には黒い斑点はあまり見られません。
防カビ剤や農薬を使用することにより、害虫や真菌、雑草が簡単に除去できるようになりましたが、その反面サルベストロールが減少してしまったのです。
現代は見た目や食べやすさを重視するあまり、免疫力UPに大切な成分を十分に摂取できなくなってしまっているという問題があります。
加工食品もオーガニック原料のものを選びましょう
醤油やみそ、酢、みりん、酒、砂糖などの調味料なども、原料をよく見て選びましょう。オーガニックで栽培し、添加物を使用せずに昔ながらの製法で作られた調味料は、味も栄養価も違います。
また食用オイルも、オーガニック栽培された原料を圧搾法で搾油したものを選びましょう。
コロナ拡大の時期、免疫力を高めて、健康体を維持することはとても大事なことです。
免疫力UPのためには、どんな食べ物を選ぶかが重要です。
体にいいものを、美味しく食べて、健康な毎日を送りましょう!