ヘナを上手に使って、 頭皮や髪に負担をかけないヘアダイを
ヘナは天然素材、安心安全なヘアダイ
化学成分のヘアダイで髪を染めるのは、髪や頭皮によくないのでは・・・と不安に思いながら染め続けている人も多いはずです。合成ヘアダイについては、世界各国の医療機関が発がん性のリスクについて報告しています。
自然素材のヘナに興味はあるけど難しそう、とあきらめていませんか?
でも実際にやってみると、意外に簡単!
ヘナはインド伝承医学アーユルヴェーダのヘアダイです。髪や頭皮に負担をかけないばかりか、体までも健康にしてくれます。
ヘナ染めの特長は、染めを重ねていくことでだんだんと落ち着いた深みのある色へ変化していくことです。染め方や染める回数、薬草の配合などいろいろな条件によって色の変化が楽しめます。またヘナで染めているうちに自分に合った染め方、染め色を発見するのも自然素材ならではの楽しみです。
今回はヘナ染めのポイントをご紹介します
商品の選び方
黒髪に白髪が少し混ざってきたと感じたら ヘナ100% がおすすめ
染めた直後は、黒髪部分は少し茶色がかった色に、白髪部分は赤オレンジになりますが3~4日で色が落ち着いてきて、白髪部分が目立たなくなります。
ヘナ100%はトリートメント効果が高く髪にハリと艶が出ます。
ヘナで白髪を染めると赤オレンジに染まりますが、ヘナにインディゴ(藍)を混ぜることで、茶色~黒に発色させることができます。茶色~黒の色はインディゴの配合量によって調節できます。
自分で配合するのが面倒な人は、あらかじめ配合してあるものを選ぶと簡単です。
基本の使用量
1回の使用量の目安
髪全体を染める場合(手で塗る場合)
ロング 約100g~
セミロング 約60g~
ショート 約30g~
※刷毛を使って染める場合は、少し量を減らして溶かしてください。
基本の染め時間と期間
1回の染め時間 1時間~1時間半程度
1か月に1回程度(個人差があります)
オーガニック生活便おすすめのヘナ
ハーバルカラーを使いこなしてヘナ染めを楽しく
ハーバルカラー5は、ヘナとインディゴの比率が、5:5に配合されています。初回は、白髪がライトブラウン系に染まり、白髪の比率、髪質、髪の状態により、2回目よりブラウンまたはダークブラウンへ、3回目以降、回数を重ねるたびに暗めに染まります。
マハラニ ハーバルカラー
ハーバルカラーは、あらかじめヘナにインディゴを配合した商品です。
ハーバルカラー5 は、ヘナとインディゴの配合量が5:5 、初めての人には使いやすい色です。
これを目安に、まずは自分の染めたい色味を選んで染めてみましょう。
ヘナに対するインディゴの割合が多いほど濃い色に染まります。
ハーバルカラーの使い方
★まずは全体を染めましょう
最初の数回はハーバルカラーをたっぷり使って全体を染めます。
1回の染め時間1時間~1時間半程度、1か月に1回程度の目安で染めましょう。
★色味が落ち着いたら根元染めがおすすめ
その後は少量のハーバルカラーで根元の白くなってきた部分だけを染めるようにすると、ヘナ染めが楽に感じられるようになります。
ヘナは、長時間かけて染めているより、回数を重ねる方がより深く染まります。
根元染めなら1週間に1回程度、1回15分~30分という時短染めもおすすめです。
入浴前にヘナを塗り、入浴の終わりにへナを流せばいいので、1か月おきに1時間染めるより、気が楽という人が多いようです。
★一つの色に決めずに自分で調節してみましょう
ヘナは、2度3度と染めを重ねると、次第に深い落ち着いた色合いになってきます。
インディゴ配合のハーバルカラーを1つに決めずに、暗くなりすぎたら少し明るめのハーバルカラーを使ってみたり、明るくなりすぎたら、少し暗めのものを使ったり、混ぜて使ったりと自由に組み合わせて、自分に合った色を探してみてください。
ハーバルカラーで上手に染めるコツ
ヘナとインディゴは染まり方、発色の仕方が違います。
その違いを理解すると、ヘナ染めが上手にできるようになります。
ヘナは長く置けば置くほど赤オレンジが濃く染まりますが、インディゴは染めている間(髪にインディゴを湿布している間)には染まりません。髪を湿布している時間はインディゴの無色透明の藍色成分が浸透する時間にすぎません。
インディゴは洗い流した後、そのまま湿った状態で空気に触れ、酸化することで染まり始めます。
インディゴが配合されたハーバルカラーで染めた時は、洗い流してすぐにドライヤーで乾燥させるとインディゴがうまく発色できません。洗い流したあとは、軽くタオルドライして髪を湿らせたまま1時間程度そのまま自然乾燥しましょう。その後ドライヤーで乾かしてください。