今年こそ、真のオーガニックコスメ・スキンケアを始めませんか?

今年こそ、真のオーガニックコスメ・スキンケアを始めませんか?

自称オーガニックコスメを使っていませんか?

オーガニックコスメを使っているのに、肌トラブルが改善しない……

こういう方がけっこう多いようです。

でもそんな方は、自称オーガニックコスメを使っているのかもしれません。

近年、オーガニックコスメ人気にあやかって、いろいろなメーカーがオーガニックを売りにした商品を販売しています。

たしかにパンフレットや商品名には、オーガニックという言葉が使われているけれど、全成分を見てみると、数多くの合成成分が使われていて、疑問をもたざるを得ない製品があふれています。しかしほとんどの方は、全成分をみてもよくわからないので、パンフレットのうたい文句や商品名だけでオーガニックコスメと思い込んで使っているのです。

EUのオーガニックコスメ認証コスメでも合成成分フリーではない

それほど曖昧なオーガニックコスメが蔓延しているのなら、「ヨーロッパの認証マークがついているオーガニックコスメなら信用できるでしょう」。

当然ながらそんな意見が出てきます。

日本では、コスメ専門のジャーナリストと称する人たちが「ヨーロッパのコスメ認証基準はとても厳しく、合成成分の使用は一切認められていない」などと、雑誌やサイトで述べています。

しかし残念ながらそれは間違いで、ヨーロッパの認証マークも天然成分100%というわけではありません。いくつかの石油由来の合成防腐剤も使用が認められています。

たとえばヨーロッパの認証マークを取得したコスメの全成分を見てみましょう。

COSMOS ORGANIC認証マーク取得化粧水
全成分
グリセリン、BG、ブドウ果実水、プロパンジオール、ペンチレングリコール、加水分解コメエキス、リンゴエキスまたはリンゴ果実エキス、ソウハクヒエキス、加水分解ダイズエキス(黒大豆)、ジグリセリン、リコシルトレハロース、ココイルプロリン、加水分解水添デンプン、キサンタンガム、クエン酸Na、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、クエン酸

たしかに一般的な化粧水に比べると、かなり合成成分は少ないのですが、「BG、プロパンジオール、ペンチレングリコール」など、自然界にない合成成分が配合されています。

植物からも自然界にない合成成分を作ることができる

「BG、プロパンジオール、ペンチレングリコール」など、これらの成分は、以前は石油から作られていたものです。最近になって植物からも作られるようになりました。

「植物から作れば、天然成分」と考えられがちです。

しかし植物からも、高温高圧によって自然界にない合成成分を作ることができます。そのような植物由来の合成成分は、自然界で循環できないため、環境を汚染する懸念があります。

現在、COSMOS基準では、「安息香酸Na」や「ソルビン酸K」など、石油由来の合成防腐剤も「使用可」になっており、決して完全に合成成分フリーというわけではありません。さらに気になることは、これらの合成防腐剤は、以前に日本でアレルギー性が指摘された「旧表示指定成分」であることです。

コスモス基準で使用が認められている石油由来の合成成分一覧

配合目的成分名原料
合成界面活性剤コカミドプロピルベタイン
アルキルアンホアセテート/ジアセテート
アルキルグルコシドカルボン酸
石油+植物
石油+植物
石油+植物
防腐剤&殺菌剤(旧表示指定成分)安息香酸およびその塩類
ソルビン酸およびその塩類
サリチル酸およびその塩類
デヒドロ酢酸およびその塩類
ベンジルアルコール
石油(表示指定成分
石油(表示指定成分
石油(表示指定成分
石油(表示指定成分
石油(表示指定成分
エモリエント剤炭酸ジカプリリル
ラウリル酸ヘキシル
石油+植物
石油+植物
増粘剤カルボキシメチルセルロース(セルロースガム)石油+植物
帯電防止剤、増粘剤グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド石油
帯電防止剤ジステアロイルエチルジモニウムクロリド石油+植物
キレート剤グルタミン酸ニ酢酸四ナトリウム石油+植物

(注)この表に記載されている(表示指定成分)とは、日本の旧厚生省が、アレルギー性があるという理由で、容器への表示義務を定めた102種類の化粧品成分です。

誰もが本物のオーガニックコスメを選べるようにJOCAマークを作る

2011年、韓国のソウルで開催された国際会議で、ヨーロッパのコスメ基準について発表がありました。その会議に参加していた日本オーガニックコスメ協会は、コスモス基準が天然成分100%ではないことを知りました。

とても残念でしたが、以後、ヨーロッパコスメ基準が世界中に広がっていくことが予想されたので、より厳しいコスメ基準を日本から発信しようと決めました。

2015年、日本オーガニックコスメ協会は、合成成分を一切認めない、天然成分100%をベースにしたJOCA基準とJOCAマークを作りました。

「オーガニック生活便」では、国産オーガニックコスメについては、日本オーガニックコスメ協会のJOCA基準に従って商品選定をしています。 「成分はわからないけれど、天然成分100%のオーガニックコスメを使いたい」と考える方は、ぜひJOCAマークを目印にして、化粧品を選んでください。

合成成分が混じっていれば、植物は本来の効果を発揮できない

オーガニックコスメは、一般的な化粧品よりも効果が弱いと考えている人も多いようですが、それは真実ではありません。

当然ながら曖昧なオーガニックコスメでは、肌の改善は期待できません。

真のオーガニックコスメとは、合成成分を一切使うことなく作られ、伝統的な美容植物の力が活かされたコスメのことです。

天然成分100%のオーガニックコスメは、安心安全であるだけではなく、合成成分が混じっていないことで、植物も本来の美容効果を発揮することができます。

真のオーガニックコスメには、肌を根本から健康にして、美しい輝きを与える力を持っています。

今年はぜひ、本物のオーガニックコスメ・スキンケアを始めませんか?

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