乾燥とウィルスの季節、 喉・咳のケアには、ハチミツを！！

ハチミツは、「神々の食べ物」

ミツバチが地球上に現れたのは、２千万年～１千万年前のことといわれています。

人類の歴史は多く見積もっても数百万年ですから、ミツバチは人間よりはるか以前から生息していたわけです。

人間よりもはるかに小さいミツバチが花に一瞬止まっただけで、その身体を通して蜜が生まれ、その黄金色の蜜は、甘く、美味しく、栄養価の高い保存食になるという奇跡。

太古の昔、ハチミツは、まさに「神々の食べ物」とあがめられていました。

インドでは１万５千年前の壁画に、ミツバチの巣に手を入れてハチミツを採取する光景が描かれています。そのほかスペインのアラニヤ洞窟で発見された、約8千年前のものといわれる壁画にも、女性がミツバチの巣から蜜をとる様子がありました。

もともとハチミツは「採取」によって得られるものでしたが、紀元前５千年頃には、人間がミツバチを育てて蜜を採取する「養蜂」が始まったとされています。

「ハチミツの歴史は人類の歴史」といわれるほど、ハチミツは昔から今に至るまで人間にとって、とても貴重な食べ物なのです。

ハチミツは栄養の宝庫

ハチミツには、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素、ポリフェノール、他１５０を超える栄養素が、バランスよく含まれていてどれも良質なものです。これらの良質な栄養素は、免疫力を高め、健康な体を守ってくれるのです。

なぜハチミツには、このように豊富な栄養素が含まれているのでしょうか？

ミツバチは、花の蜜だけではなく花粉も集めます。花粉には多くの栄養素が含まれていて、その花粉がハチミツに混ざるため、ハチミツは多様な栄養素を豊富に含んでいるのです。

ハチミツの栄養素の中でも女王蜂の食べ物として作られるローヤルゼリーは、昔から「不老長寿」の薬として尊重されてきました。

実はハチミツの主成分の80％が糖分で、その大部分がブドウ糖と果糖です。これらは単糖類なので、体内に入ると短時間で腸壁から吸収されて血管に入り込み、胃腸に負担をかけずに栄養分となります。

このために体が弱っていたり疲れている時などにも、効率よく栄養が吸収でき、急速に疲労回復が望めます。

風邪やウィルスによる咳や喉のケア、予防に

さらにハチミツには、グルコン酸や、グルコースオキシターゼという強い殺菌作用のある成分が含まれています。

昔から喉の荒れや痛み、口内炎にはハチミツが効くといわれてきたのもこの強い殺菌作用のおかげです。

殺菌力という点では、最近では、ピロリ菌も駆除できるほどの強力な殺菌力を持つといわれるマヌカハニーも有名です。

またハチミツには粘膜を保護する成分や保湿成分が含まれているので、傷んだ喉のケアや予防におすすめです。

近年、ハチミツが咳に対しても有効であるという研究結果が、いろいろな機関から発表されています。

なぜハチミツが咳に有効なのでしょうか？　

複数の抗酸化物質を含んでいるからではないか、甘みを感じる神経が咳に関与しているのではないかなど色々な見解が出ていますが、実際のところ、なぜハチミツで咳が治まるのかよくわかっていません。

咳で寝つけない、咳がなかなか治まらない時は、寝る前などにハチミツをスプーン１杯程度舐めてみてください。ハチミツは抗菌作用が高いので虫歯の心配はありません。

温かい飲み物にハチミツを入れて・・・とおすすめしたいところですが、ハチミツは熱に弱いので、効果を期待するなら常温で食べることをおすすめします。

空気が乾燥している上に、風邪やコロナウィルスが流行している中、 免疫力を高め、喉や咳のケアや予防に有効なハチミツは、強い味方です。

ぜひ、このハチミツパワーを活用して、この冬を乗り切りましょう！

※ただしハチミツは、１歳未満のお子様には与えないでください。

美肌づくりには、ハチミツパックがおすすめ

栄養価の高いハチミツは、食べるだけではなく、肌に塗ることで肌にも栄養を与え、活性化させます。

人間の肌には常在菌がいて、実はこの常在菌が肌を守るよい働きをしてくれています。殺菌力の強い洗顔剤や洗いすぎは、この常在菌を減らすことになり肌荒れや乾燥の原因になります。

肌の乾燥に悩んでいる時は、ぜひハチミツでパックしてください。

ハチミツに含まれる良質な糖分は肌の常在菌の養分となり、常在菌がより活性化し肌に潤いやハリを取り戻してくれます。

またハチミツには、ビタミン、ミネラル、酵素、ポリフェノールなど多くの肌にいい栄養成分がたっぷり含まれています。その上、水分量が少ないので、空気中の湿度を吸収します。そのため保湿効果も高く、さらに肌の栄養分にもなるハチミツパックは、乾燥しがちな冬に特におすすめ。 効果がわかりやすいスキンケアです。