オーガニック・ガーデナーのすすめ

オーガニック・ガーデナーのすすめ

コロナ禍によって、家で過ごすことが多くなり、趣味にせいを出す人も増えています。

とくに園芸は人気が集まっています。

ぜひ環境と共生する、安心安全オーガニック・ガーデナーを目指しましょう。

農薬を使わずに花や野菜を育てよう!

最近、庭作りにこったり、庭がない人もベランダガーデンを楽しむ人が急増中。

花だけではなく、ハーブや野菜など食べられるものを育てるのも一石二鳥でいいですね。

ただ気になることは、一般的な園芸の本を読むと、必ず農薬の使い方などが出ています。

たとえば、葉や蕾が白い粉のようなものに覆われる「うどん粉病」には、サブロール乳剤を散布、葉にさび色の粉がふく「さび病」には、ジマンダイセン水和剤を散布などと、植物の病気によって、様々な農薬が紹介されています。

しかし農薬は、ほとんど石油から作られた化学物質なので、大気や土などの環境汚染になります。とくに野菜やハーブの場合は、食べる人の体にとって不安です。

大量農薬の散布が砂漠化を引き起こしている

近年、大きな問題となっているのが砂漠化。現在、砂漠になりそうな地域は、地球上の4分の一になりつつあります。

砂漠化の原因は、森林伐採や過剰な放牧、そしてアメリカで始まった近代農業で大量に使用される農薬と化学肥料が関わっています。

本来、肥沃な土地には、様々な微生物が棲んでいます。その結果、土は程よい湿り気を含んでおり、団粒構造と言われる、粒粒の塊になっています。

団粒構造の土は、通気性があり、水分や養分も保持できるので、植物の生育に適しています。

しかし農薬は、虫だけではなく、土の中にいる微生物も殺してしまいます。その結果、土地が乾燥し、さらさらの砂のような土になってしまうのです。

農家だけではなく、個人の園芸家も農薬を使うようになると、さらに環境汚染を招くこととなります。

虫も味方にするオーガニック・ガーデナー

そもそも近代農業にとって、大きな敵が虫です。

しかしいっぽうでは、農薬に不安を抱く有機農家も増えてきています。

有機農家にとって、虫は敵どころか強い味方です。

たとえばカマキリやテントウ虫は、葉や花を食べる虫を捕食します。

とくにミミズは、有機農家たちから、土地を耕す自然の耕運機として尊ばれています。

落ち葉など、比較的、大きなものはミミズによって分解され、その後、ミミズの排出物は、

植物が吸収できる最高の栄養分となります。

またミツバチたちは、果実が育つのに必要な受粉を引き受けてくれています。実は農作物のなんと70%がミツバチの受粉によってまかなわれています。

というわけで、自然の仕組みに敬意を払って、虫たちも味方にすれば、ラクに豊かな実りを得ることが出来ます。

育てる野菜や花だけではなく、そこにやってくる虫たちも一緒に愛してあげる、ぜひそんなオーガニック・ガーデナーを目指してください。そんなオーガニック・ガーデンでは、きっと「共生」という言葉も実感できるようになることでしょう。

「オーガニック生活便」おすすめ

「オーガニック生活便」では、農薬を使わずに自然の仕組みを尊重した農産物をお取り扱いしています。通常野菜は、見かけはきれいですが、実は栄養価が年々、低くなっていることが問題になっています。

いっぽう有機農産物は、農薬を使用した通常栽培の農産物よりもはるかに栄養価も高いことが知られています。それは、土壌の中にいる数多くの微生物が働いてくれるおかげです。

すべてをオーガニック食品にするのは、経済的に難しい時代ですが、できるかぎりオーガニック食品を。オーガニック食品は自然免疫力を高めるのにも役立ち、また環境を守ることにも貢献します。