ヘアダイに不安を感じていませんか?
白髪染めには安心安全なヘナ染めがおすすめ

頭皮と髪を傷めるヘアダイ

白髪を美容院で染めたり、ドラッグストアで買ったヘアダイの薬剤で染めたとき、頭皮がヒリヒリする、髪が傷んで細くなる、艶がなくなる、といった経験はありませんか？

一般的なヘアカラーは、１剤と２剤の２種類で構成され、これを混ぜた「混合液」を髪に塗布すると髪が染まります。

髪が染まる仕組みはこうです。まず１剤のアルカリ剤が髪を守っているキューティクルを開き、２剤の酸化剤（過酸化水素水）が髪のメラニン色素を脱色し、１剤に含まれる染料を発色させます。発色した染料同士がくっつきあって大きくなり、開いたキューティクルから出られないようになり色が定着します。

開いたキューティクルは閉じないので、髪は染まるけれど、キューティクルは開きっぱなしで傷んだままというわけです。染めた髪にツヤがないのはこのためです。

ヘアダイの１剤も２剤も、石油系の合成成分で作られています。特に毒性があると言われているのが１剤の染料、「ジアミン」という石油系の成分で、頭皮のかぶれ、赤味、かゆみ、体のだるさなどのアレルギー症状を引き起こす場合があり、放置しておくと、頭痛、めまい、嘔吐などの症状を引き起こすこともあります。

ヘアダイは体にとっても不安

合成成分のヘアダイは、体にも深刻なダメージを与えることがわかっています。

１９９０年代、アメリカの国立がん研究所の調査では、「ヘアダイは、リンパ腫になる危険性が50％高くなる」と報告しています。また２０１５年にフィンランドでもヘアダイが乳がんの原因になる可能性について医療実験レポートが発表されています。

流行りの「白髪染シャンプー」も頭皮や髪を傷めます

最近インターネット広告でよく「白髪染めシャンプー」という商品を見かけるようになりました。

「毎日シャンプーするだけで白髪が染まる」というものです。「ジアミン」が配合されていない、キューティクルを開かないということで、髪に優しいと宣伝しています。

では、どうして染まるのか。

健康な髪は頭皮からの皮脂によって油でコーティングされています。このままでは染まりにくいので、合成シャンプーの合成界面活性剤によって、この自然のコーティングを取り除いて染まりやすくします。さらに、合成溶剤によってキューティクルを緩ませて、合成染料を髪に入れるのです。

ヘアカラーほどは染まらないため、毎日シャンプーをし続け、染め続けることによって髪の色をキープするわけです。これを毎日使い続けたら、「ジアミン」が配合されていなくても、頭皮も髪も乾燥して傷むのは当たり前です。

またヘアマニキュアなら髪に優しいと言われていますが、ヘアマニキュアもまた石油タール色素を主成分とした薬剤です。タール色素は、アレルギー性があり、発がん性も指摘されています。

安心安全な白髪染めには、昔から使われてきたヘナを

ヘナは、インドや北アフリカなど乾燥した地域に育つ薬草です。

ヘナの葉には、ローソンという赤色酵素色素が含まれていて、このローソンがたんぱく質に反応して発色します。ヘナは数多くの植物の中で唯一、色素が髪の中に入り込むという働きがあります。そのために髪を染めることができるという大変神秘的な植物です。

ヘナの歴史は古く、古代エジプトのファラオやクレオパトラが髪や爪を染めていたといわれています。

またヘナは、インドの伝承医学アーユルヴェーダでも薬草として古くから愛用されてきました。

ヘナは髪や肌を染めることができるだけではありません。髪にハリ、ツヤを与えてくれ、頭皮を健康に保ってくれます。