「自然美肌力」を大切にして、素肌美人になる

「自然美肌力」を大切にして、素肌美人になる

もともと素肌には美しくなろうとする力がある

ともすれば今、化粧品が素肌を美しくしてくれると考えられがちです。

クリームが無ければ、肌はただただ乾燥してしまうと思っている人も少なくありません。

しかし日本古来の美容法に学んだ化粧品「漢萌」の開発者(三戸唯裕さん)は、まったく違った考え方を持っていました。

その考え方とは、「素肌を美しく保つのは、素肌が本来持っている働きであり、化粧品はその働きを助けるだけ」というもの。つまり素肌美を保つのは、素肌の働きこそが本来の主役であり、化粧品はその働きを助ける脇役と考えていたのです。

「肌はもともと、美しく健康を保つための働きを持っている」。

三戸さんは、そんな素肌本来の働きを「自然美肌力」と呼びました。

潤い、再生、肌荒れ予防など、様々な素肌の働き

「自然美肌力」という考え方は、現代の皮膚科学でも証明されています。

私たちの体の一番外側の表皮は、ほんの0.1~0.3mmほどで、外界との境を作っています。

表皮は、4つの層に分かれています。

一番内側から、基底層、有棘層(ゆうきょくそう)、顆粒層(かりゅうそう)、角質層です。

4つの肌細胞は、肌を美しく保つために、それぞれ固有の働きをしています。

  1. 1.基底層

    肌の再生にとって欠かせない部分です。ここでは、細胞分裂が盛んで、新しい肌細胞を次々と作り出しています。メラニン色素を作るメラニン細胞もここにあります。

    基底層の主な働き……肌の再生

  2. 2.有棘層(ゆうきょくそう)

    ここは基底層からあがってきた肌細胞の層で、棘のような突起がついた、核のある肌細胞が並んでいます。棘は、肌の弾力性のために必要なものです。

    この層には、免疫をつかさどるランゲルハンス細胞があちこちに点在しており、外界からの有害物質や感染から守っています。

    有棘層の主な働き……免疫細胞と連携して危険なものを排出する、肌を清潔に保つ

  3. 3.顆粒層

    有棘細胞からさらにあがってきた肌細胞です。この層の肌細胞には、微細なガラスのような粒粒が多く含まれており、ケラトヒアリン顆粒と呼ばれています。ケラトヒアリン顆粒は、紫外線を跳ねかえす働きがあります。

    顆粒層の主な働き……紫外線から肌を守る

  4. 4.角質層

    顆粒層からさらにあがってきた肌細胞で、ここでは、ケラチンと呼ばれる固く透明なたんぱく質を多く含み、細胞の核が無くなっています。

    核がない細胞ということは、死んだ細胞なのです。そのため、かなり硬度があり、寒さや暑さ、そのほかの外界からの刺激に耐えられるようになっているのです。

    つまり私たちの一番外側の細胞は、ケラチンを多く含んだ、死んだ細胞なのです。角質層は透明なウロコのような形の細胞で、それが水分の蒸発を防ぎ、肌の艶にもなっています。角質層は、最終的には、垢となって剥がれ落ちていきます。

    角質層の主な働き……水分の蒸発を防ぐ。寒さ、暑さ、紫外線、打撃など、あらゆる外界の刺激から体を守っている。ターンオーバーを促す。

その他の欠かせない要素として、皮脂腺や汗腺があります。

  • 皮脂腺

    表皮の下の真皮層には皮脂腺があり、毛穴を通って皮脂が出て、角質層表面を覆って潤いを保ちます。それによって肌に必要な常在菌が棲みやすい環境も作っています。

    つまり肌は、自家製の天然クリームも持っているのです。

  • 汗腺

    表皮の下の真皮層には皮脂腺のほかに汗腺もあります。肌を保湿するとともに、体温調整をしたり、体内に入った有害なものを外に排出するなど感染予防もしています。

以上のように、「肌再生、自家製のクリームによる保湿、ターンオーバー、有害物質の排出、感染予防、紫外線から守る」など、素肌にはもともと美しく健康を保つために、様々な働きが備わっているのです。当然ながらそれは体を守るためにも必要な機能です。

つまり肌は、日々、止まることなく「生成と消滅」の循環を繰り返しているのです。そのおかげで、私たちの肌は、みずみずしさやきれいな肌色を保つことができるのです。

肌本来の循環を壊してしまう合成成分

残念ながら現代の化粧品は、そのような肌の循環を補佐するどころか、むしろ阻害するようなことになっています。というのも、その主成分がナチュラルなものではなく、石油から合成した、自然界にないものが主になってしまったからです。

合成成分は、たしかに肌に塗ると、合成ポリマーのように一時的な艶になったり、ミネラルオイルのように一時的な保湿になったりしますが、それはまったく一時的な見かけの効果です。そのような自然界にない合成成分は、肌につけている間に、肌本来の働きである「生成と消滅」の循環を止めてしまうからです。

不自然な合成成分は、素肌のターンオーバーの働きを止め、毛穴に入り込んで皮脂腺や汗腺を詰まらせてしまいます。とくに合成界面活性剤は、肌そのものを徐々に溶かしていくので、最初に水分を保つのに欠かせない角質層がダメージを受け、その結果、乾燥肌へと導かれます。次には、顆粒層や有棘層もダメージを受けるため、外界の刺激に耐えられない、揺らぎ肌へなっていきます。

そのように化粧品の合成成分は、素肌本来の循環という働きを壊して、素肌をどんどん不健康に傾けていくのです。その結果、化粧品を使わなければ、乾燥した艶のない素肌があらわになってしまい、クリーム無しでは、まったく潤わない肌になってしまうのです。当然ながら、合成成分の化粧品は、年齢肌を守るどころか、さらに老化を加速してしまいます。

素肌本来の働きを助ける古来の美容法

世界中で昔から伝えられてきた美容法や化粧品は、肌本来の働きを助けるためのものであり、素肌そのものを健康にしていくことを目的としていました。

古来の美容法は、「生成と消滅」という肌の循環をよく心得た上で作られていました。

世界各地で様々な美容植物が活用されてきましたが、それは肌本来の「生成と消滅」の循環を促すために役立つものが選ばれてきました。

たとえばドクダミは、有害物質を排出する肌の働きをさらに助けるものでした。また紫根は、肌の循環であるターンオーバーを促す働きを助けることによって、シミやくすみの改善を速めることを目的として使われていました。

中近東やヨーロッパでは、薔薇は、観賞用としてだけではなく、美容にも積極的に用いられていました。香りの良い薔薇は、肌の再生を活性化し、肌のくすみを取り除き、肌を清潔に保つ働きが知られていました。

そのほかオリーブオイル、ひまわりオイル、アーモンドオイルなど、様々な植物オイルは、皮脂分泌を助けて乾燥から肌を守り、紫外線から肌を守ることが知られていました。

つまり「自然美肌力」を守り、肌の循環を助ける美容植物を活用すれば、おのずと肌は美しく健康を保つことが出来るのです。

「オーガニック生活便」おすすめ
肌の循環を促し、美肌菌が棲みやすい肌環境を作る、 「漢萌」の化粧品

かつては日本女性の肌は世界一美しいと言われていました。「漢萌」は、そんな日本女性の素肌美を蘇らせたいという思いで製品作りを始めました。「漢萌」が目指したのは、「自然美肌力」を活性化する化粧品です。「漢萌」の化粧品の主役は、ドクダミ、シコン、ハトムギ、カンゾウ、トウキなど、日本古来から使われてきた美容植物です。その製造法は、日本古来の古式製造を守っています。

「漢萌」を使ううちに、肌の皮脂分泌力が回復し、それほどクリームを使わなくても潤う肌になったという声も多く寄せられています。

肌のきめを整え、内側から潤う肌へ導く
肌のターンオーバーを促してくすみ知らず
美肌菌が棲みやすい肌環境を作って、なめらかで明るい肌を保つ