自然療法で免疫力を守りながら花粉症対策を

自然療法で免疫力を守りながら花粉症対策を

花粉症の薬は、副作用が心配

花粉症の季節が近づいてきました。

花粉症の人は、鼻水、涙目や痒み、喉の痛みに悩まされます。

花粉などが肌に触れると、肌が刺激として認識します。その刺激が合図となって肌にある免疫細胞がヒスタミンを分泌し、痒みや痛みとして感じられるのです。

ヒスタミンは、血液やリンパの出入り口にある物質で、体内で血圧や食欲、睡眠リズムを調整する役割を担っていますが、過剰なときにはアレルギー反応を引き起こしてしまうのです。

最近は、花粉症の薬として、抗ヒスタミン剤の飲み薬や点眼薬、炎症を抑える点鼻ステロイド薬や点眼ステロイド薬なども出ていますが、気になるのは副作用。倦怠感が出たり、かえって本来の自然免疫システムを壊してしまう可能性もあります。

自然なもので花粉症を和らげたり改善する

「オーガニック生活便」では、昔から家庭でされてきた自然療法を花粉症対策に活用することをおすすめしています。

自然療法は、本来持っている自然な免疫力も強化してくれるため、総合的な体質改善にも役立ちます。

呼吸を楽にして喉のケアをするユーカリ油やペパーミント油

鼻や喉の詰まりを楽にしてくれるエッセンシャルオイルと言えば、ユーカリ油やペパーミント油。いずれかの精油を、外出前にマスクに1滴、落とすと呼吸が楽になります。あるいは入浴時にお湯に5滴ほどたらして深呼吸しましょう。

これらの精油は、去痰・抗菌作用もあるので、症状を緩和してリラックスさせてくれる効果も期待できます。

2ハチミツ療法

じつは、ハチミツにも花粉症の症状を和らげる効果があります。

蜂蜜のポジティブな効果については、科学者によって次のように説明されています。

「ハチミツは、ヒスタミンの放出を抑制することによって、アレルギー反応を抑える働きがある」。

喉が痛いときには、ハチミツを飲むことによって、痛みが和らぎます。常にハチミツを摂取していると、徐々に過剰なアレルギー反応を抑えることができる体質へと変わっていくと言われています。

3鼻の炎症予防にナシヤオイルを

何度も鼻をかむうちに、鼻の粘膜が傷つき、赤くはれてしまうことも。そんな症状の予防として、アーユルヴェーダのナシヤオイルをおすすめします。ナシヤオイルに配合されているジンジャーやハッカ油には、鼻詰まりや花粉症を抑える効果もあります。

4免疫力をアップしてくれるハーブティーを飲む

ネトルは、古くから利用されてきた薬用植物です。一日2回ほどのネトルティーで、アレルギー反応を予防し、痒み、鼻水、粘膜の炎症などの症状を和らげることが出来ます。

またエルダーフラワーも花粉症ケアとして適しています。エルダーフラワーには抗炎症作用があり、風邪や鼻炎、花粉症などの症状を和らげてくれます。

一年を通じてエルダーフラワーティーを飲み続けるうちに、翌年から花粉症が無くなったという人もいます。

5塩水で洗う

シンプルに目や鼻に付着した花粉を塩水で洗います。

これを続けているうちに痒みが無くなっただけではなく、長年の花粉症が治ったという人もいます。

ただし塩水の塩は、自然な海水塩にこだわりましょう。海水塩には、豊富なミネラル分が含まれているため、目や鼻の調子にも良い影響を与えます。

鼻うがいの方法
●花粉症対策の塩水の作り方

コップ(約200ml)に30℃前後のぬるま湯をそそぎ、小さじ半分弱くらいの量の塩を入れてよく混ぜて溶かします。塩分濃度は0.9%が最適とされています。

※水で溶いたり、塩分濃度が低いと痛みが生じる場合があるので注意しましょう。

●洗い方
  1. 少し下を向き、片方の小鼻を指で押さえ、もう片方の鼻からコップの食塩水を吸い上げます。
  2. 吸い上げた食塩水を口から吐き出します。
    ※最初は吸い上げた食塩水を無理に口から出さず、鼻から出しても大丈夫です。慣れてくると口から出せるようになります。
  3. 左右3~4回繰り返します。
  4. ティッシュで鼻をかみます。

花粉症の症状を和らげる自然療法は色々とありますが、それぞれの事情やその人の性質によってよりやりやすいものがあります。

これなら出来そうと思うものを選んで、ぜひ実際にやってみましょう!

ヒスタミンを含む食品を避け、抗ヒスタミン効果がある食品を摂ろう!

ヒスタミンを含む食品を避ける

食事に含まれるヒスタミンを含む食品を出来る限り減らしてください。

赤ワインには、アレルギーの原因となるヒスタミンが含まれていることがあります。またそのほかで、ヒスタミンを多く含むと言われている食材は以下の通りです。

  • 赤ワインやスパークリングワインなどのアルコール類
  • チーズ
  • サラミやベーコンなどの生ソーセージ
  • 魚介類
  • ザウアークラウト
  • トマト、ほうれん草、茄子などの野菜

抗炎症・抗ヒスタミン作用が期待できる食品

もし抗ヒスタミン剤の適薬や錠剤を飲みたくなければ、代わりにある種の食品を摂取することをすすめます。たとえばスパイス、野菜、果物の中に、とくに免疫システムをサポートし、アレルギー反応を抑えるために役立つものがあります。

  • スパイス
    ジンジャー、唐辛子、ターメリック、ガーリック、ホットペッパーなどのスパイス
  • 野菜
    タマネギ、ホースラディッシュ
  • 果物
    オレンジ、キウイ、パイナップル

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