今年も防虫対策はオーガニックで!
暖かくなってくると、そろそろ防虫対策の準備が必要です。 虫の嫌いな香りで今年も虫除け対策を万全に!
市販の防虫剤や殺虫剤は、人にも危険!
市販の殺虫剤の多くがピレスロイド系殺虫剤です。
ピレスロイドは、除虫菊という植物に含まれる天然の殺虫成分ピレトリンを化学合成して作った成分です。
合成ピレスロイドは害虫の皮膚や口から入り、神経を麻痺させて虫を殺します。この効果から合成ピレスロイドは農薬にも使用されています。
最近ではスプレー式のほか、吊り下げ式、電気式など、様々なタイプの室内用殺虫剤や防虫剤が販売されています。中には1か月くらい効果が持続するタイプも現れています。手間がかからず便利だということですが、その多くに合成ピレスロイドが含まれています。
たいへん怖いことに合成ピレスロイドは無臭なので、かなり高濃度になっても人は気づきません。これらを四六時中、部屋の中で使用しているということは、つまりは狭い密閉した場所で農薬を絶えず吸っているということになりかねません。
その結果、原因不明の体調不良や、喘息などのアレルギーに悩まされることとなります。さらに合成ピレスロイドには、神経毒性もあるため、うつ病や精神不安定の原因にもなります。
虫除けスプレーは安全だと思っていませんか?
公園でよく小さな子供に虫除けスプレーを吹きかけている親御さんを見かけます。
虫除けスプレーは安全なのでしょうか?
虫除けスプレーの成分は、ディートという化学物資です。別名は、ジエチルトルアミド。1964年に米軍が兵士用に開発したものです。蚊やダニ、アブなど吸血害虫を寄せつけないということで注目され、最近ではスプレータイプ、ポンプタイプ、ティッシュタイプなど様々な形態で販売されています。
蚊などの吸血害虫は、人や動物が発する炭酸ガスや温度、湿度、においなどを認識して吸血源を感知しますが、ディートは、吸血害虫の感知能力をかく乱するという、ピレスロイド系殺虫剤と同じく、神経毒性の化学物質です。
近年アメリカやカナダなどでは、その安全性が懸念され、特にカナダではデューク大学の研究で子どもに対する健康被害が報告されています。化学物質は使われて間もないものなので、実際どのような害があるのかについては未知です。
やはり昔から使われてきた自然な素材による虫除けを活用するほうが、体にとって安全なのではないでしょうか?
天然の植物を利用した虫除けを使いましょう!
植物の中には虫が嫌いな香りを放つ植物があることは昔から知られています。
除虫菊もその1つです。
また蚊やり草(蚊連草)という名前の植物もあります。これは蚊が嫌う「シトロネラール」という成分を持つ2つの植物、ゼラニウムとシトロネラを交配した園芸種です。
ヨーロッパの家の窓辺に真っ赤なゼラニウムが美しく飾られている風景をよく目にしますが、これも美しさのためだけではなく虫除け効果があるからです。
古代エジプトで使われていた香油は、ただ香りを楽しむだけではなく、防虫や殺菌の目的がありました。また蚊除けとしてわさびの種子油が使われていました。
南米のアマゾンでは、コパイバの樹脂。東南アジアではレモングラスやベチバー。
オーストラリアの先住民族は、ユーカリやティーツリー。
そして日本では、除虫菊から作った蚊取り線香が活躍していましたし、沖縄ではゲットウなども虫対策に使っていました。 また衣類の虫除けには、楠(くすのき)から作った樟脳(しょうのう)などが使われていたことをまだ覚えている人も多いのではないでしょうか。青森では、ヒバで建てられた家には、蚊やシロアリが近寄らないと言われてきました。
虫が嫌う香りで安心安全な虫除け対策を
植物の力を活用した防虫対策は人のからだにとっては不安がなく、かえって元気にしてくれるものもあります。たとえばエッセンシャルオイルを活用すると、スキンケアにもなり、気持ちもリラックスしながら、防虫対策ができます。
防虫対策として、有効な精油は、ゼラニウム油、ローズウッド油など。これは肌の活性化もしてくれます。そのほかユーカリ油、シトロネラ油なども防虫効果がありますが、これらは気分をリラックスさせてくれる精油です。昔の防虫対策は、「虫を殺す」のではなく、「虫に避けてもらう」という、とてもやさしい方法だったことも、オーガニックライフを愛する人にとっては心和みますね。
植物の恵みを活用した虫除けで、身も心も爽やかに過ごしましょう。
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