いよいよ夏本番! 植物の力でUV対策
肌に負担をかけないUVケアを
いよいよ夏本番、日ましに陽射しが強くなってきました。
UVケアが気になりますが、肌になるべく負担をかけないナチュラルなものを選びたいものです。
一般に売られている紫外線吸収剤入りの日焼け止めは、肌の上で紫外線と化学反応を起こし紫外線を肌に届かないようにする化学物質です。使用することで痒みや乾燥を引き起こすなど肌に負担をかけます。一時的に日焼けはしないかもしれませんが、肌に残留し続けるうちに、結果的にくすみやシミの原因になります。
UV対策は、ナチュラルケアの方が素肌の健康を守ってくれます。
ナチュラルケアのUV対策としては、酸化チタンなどの天然鉱物を配合した紫外線散乱剤があります。酸化チタンは、塗ると白っぽくなりますが、それは粒子が大きいからです。粒子を小さく(ナノ化)し、白さを軽減したものもありますが、粒子が肌の奥にまで浸透しやすく、また海に流れるとサンゴが誤って吸収してしまうので、肌のためにも環境のためにもナノ化されていないものを選んでください。薄く塗って肌になじませれば、白さもあまり気になりません。
UVケアは植物でもできます
紫外線吸収剤や紫外線散乱剤は、SPFとPAという数値でその効果を表せることになっているため、UVケアとして広く認識されています。
しかし、データでは表現できないけれど、昔から使われてきた経験で、明らかに紫外線に強いと認識されている植物が存在します。
また、植物によっては陽射しに強いというだけではなく、肌に潤いを与えてくれたり、肌荒れを修復してくれたり、肌を白くしてくれたり、紫外線による肌のシワなどの老化を防いでくれたりと、複数の効用を併せ持っているものが数多くあります。
ですから、植物を使ったUVケアは、日焼け止めだけでなく、陽射しを浴びた肌のアフターサンケアとしてもおすすめです。
薔薇ポリフェノールでUVケア
陽射しを浴びる前も、浴びた後もUVケアとしておすすめの植物は薔薇です。
薔薇は、数多くの種類のポリフェノールとビタミンCを豊富に含んでいて、メラニン色素が過剰に増えるのを抑えてくれる働きがあります。そのため肌のくすみやシミを予防し、肌をワントーン明るくしてくれます。
また薔薇ポリフェノールは、抗酸化力が高いため、肌の老化を遅らせる働きがあり、エイジングケアにも優れた効果を発揮します。
さらに、薔薇には皮脂バランスを調整する作用があるため、乾燥した肌に潤いを与えてくれます。また薔薇の香りは女性ホルモンを活性化させてくれます。
このように、薔薇には数多くの効能があるので、陽射しが強くなる季節には、ぜひ取り入れてほしい最高の美容植物です。
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ダマスクローズローション(スプレータイプ) 150ml ローズメティック厳しい自然環境の中で野生の状態で育ったイラン産ダマスクローズは、生命力にあふれ、薔薇の持つ様々な美容効果を最大限に発揮してくれます。
紫外線の強いアフリカ産の植物オイルを
強い紫外線に耐えて育つアフリカの植物は、陽射しに耐える成分が多く含まれています。例えば、シアの木の実から採れるシアバター、アルガンの実の種から採取されたアルガンオイルなど。これらは、アフリカの乾燥した大地で強い紫外線に耐えながら生息している植物なので、そこから採れるオイルは、抗酸化力が高く、エイジングケアに最適です。アフリカでは紫外線ケアとしても昔から使われています。
オイルは油やけをするのでは? と思われがちですが、抗酸化力と保湿力が高いこれらのオイルは、
陽射しを和らげるだけでなく、酸化しにくいオイルなので油やけの心配はありません。ちなみに油やけは、石油系の合成油剤によるものがほとんどです。
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昔から愛されている、和のUVケア植物 シコン、ドクダミ
そのほかにも昔からUVケアとして使われてきた植物としては、シコンがあります。
シコンは紫草の根。シコンをオイルで抽出したシコンエキスは、昔から肌を修復する薬効があるとされ、薬として使われてきました。また紫外線に強いとされ、日焼けやくすみ予防に使われてきました。
またドクダミも様々な薬効があることで知られている植物ですが、肌のくすみを予防し、肌を白くする植物といわれています。
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傷んだ肌を優しく修復してくれるカモミール
カモミール(カミツレ)は、陽射しで疲れた肌、荒れた肌を穏やかに修復してくれます。肌の炎症を抑えてくれる効果もあるので、日に焼けて赤くなった肌、痒みのある肌にもおすすめです。天然の美白成分が含まれているので、くすみやシミのケアにもおすすめ。刺激が少ないので、しみることもなく、敏感肌や乾燥肌の人でも使えます。