口内ケア&口臭ケアもオーガニックで!
最近、お口の中のケアとして虫歯だけでなく、歯周病、口臭予防への関心が高まっています。
毎食後、歯を磨いたり、マウスウォッシュで殺菌したり、舌まで磨いたり。
でも、口腔内ケア用品は、ほとんどが合成成分からできている製品が多いのが現状です。
市販の歯みがき剤はほとんど化学合成成分!
市販の歯みがき剤の成分を見ると、ほとんどの製品に数多くの化学合成成分が配合されています。
その中でも、特に注意が必要なのは、洗浄・発泡剤として配合されている合成界面活性剤、「ラウリル硫酸ナトリウム」です。歯みがきをした後に食べ物の味が変わるという経験はありませんか? これは舌にある味を感じる味蕾(みらい)が、「ラウリル硫酸ナトリウム」などの合成界面活性剤によって損傷を受けるからです。
また、「ラウリル硫酸ナトリウム」は、かつて旧厚生省がアレルギーなどを引き起こす可能性がある成分として指定した成分です。
その他、歯みがき剤の防腐剤として配合されている「パラベン」、酸化防止剤の「EDTA(エチレンジアミン四酢酸)」なども旧厚生省がアレルギーなどを引き起こす可能性がある成分として指定した成分です。
また香味料として使われている「サッカリンナトリウム」は、発がん性の疑いをもたれています。
マウスウォッシュは常在菌まで殺菌してしまう!
マウスウォッシュには、殺菌剤として「クロルヘキシジン」が含まれている製品が多いのですが、「クロルヘキシジン」は、手術の時などの皮膚消毒に使われる強い消毒剤で、味覚異常やアレルギーの心配があります。
その他、マウスウォッシュによく配合されているのが「塩化セチルピリジニウム」、「トリクロサン」などの殺菌、抗菌剤、「サッカリンナトリウム」などの香味料、「安息香酸塩」などの保存料、「パラベン」などの防腐剤など。これらは発がん性が疑われている成分です。
このような殺菌力が高く、様々な種類の合成成分を配合したマウスウォッシュは、口の中に必要な常在菌まで殺してしまいます。常在菌は口内の粘膜を保護し、健康を保つために様々な働きをしています。その結果、毎日あるいは毎食後に使用しているうちに味覚障害、口内炎など様々な口内トラブルなどを引き起こす可能性が高くなります。
天然の力で、口臭、虫歯、歯周病予防も
植物には、殺菌、抗菌、消臭作用のあるものがあります。
例えば、お茶に含まれる「カテキン」に、抗菌、殺菌作用があることは有名ですし、口臭を防ぐ消臭作用もあります。昔から食事の後に緑茶を飲む日本人の習慣も、こういった効果があることに気づいていたからかもしれませんね。
マスチックという植物をご存じでしょうか?
マスチックは東エーゲ海に浮かぶギリシャのヒオス島の南部にしか生育しないといわれるウルシ科の木。この木から採取される天然樹脂、マスチック樹脂は口の中の悪玉菌を減少させ、歯周病や虫歯菌を抑えることが分かっています。
その他、昔から使われてきた東洋の生薬、甘草やシダやヒバに含まれるヒノキチオールなどの成分も歯周病に有効と言われています。
また天然塩(塩化ナトリウム)は歯茎を引き締め、粘膜の炎症を抑えてくれます。
虫歯予防にハチミツ!
甘いもの=虫歯 と思いがちですが、甘味の成分は主にショ糖、ブドウ糖、果糖の3つに分けられます。そして虫歯菌のエサとなるのはショ糖です。ショ糖とは、いわゆる砂糖です。
ハチミツの甘味成分は、ブドウ糖、果糖です。これらは虫歯菌のエサにはならないので虫歯にはなりません。そればかりかハチミツには強い殺菌作用があるため、虫歯菌の増殖を抑え虫歯予防の効果があります。
口の中の雑菌も抑えてくれます。
寝る前にハチミツを1さじ舐めて寝ると、ハチミツが口の中に広がり、唾液も増えるため、殺菌と保湿のダブル効果で虫歯菌の活動を抑えることができます。
ただしこれは純度100%の本物のハチミツに限ります。
このように、トラブルを可能性のある合成成分でのケアより、自然の力を利用したオーガニックケアが安心安全、おすすめです。