オーガニック・キッチンコスメのすすめ

オーガニック・キッチンコスメのすすめ

安心安全で質の良い化粧品を使いたいとき、キッチンで手作りするのも良い方法です。ひとつひとつの素材はオーガニック、今の自分の肌が必要とする効果のある植物を選んでください。保存期間を守れば、防腐剤も必要ではありません。作った日をラベルに書いて、容器に張っておきましょう。

手作りコスメを入れる容器は、プラスチックではなくガラス瓶を使ってください。内容物が変化しにくくなります。自然界で循環しないプラスチックをなるべく使わないようにしましょう。

お気に入りの容器を選んで、完全合成成分フリー、あなただけのフレッシュ・オーガニックコスメを作ってみませんか。

くすみのない、きめ細かな肌を育む
日本茶・オーガニックコスメを手作りしませんか?

最近、化粧品成分の中に日本茶を配合した化粧品が出てきています。

日本茶は、抗酸化成分に富み、コロナウィルス予防にも役立つという報告も出ていました。

化粧品成分としての日本茶には、くすみ予防や、細胞を引き締めてきめ細かな肌に導く働きがあります。オーガニックの日本茶を使って手作りコスメを作りましょう。

日本茶の主な美容効果

日本茶には、様々な美容効果がありますが、その中でも主なものは次になります。

  1. 1抗菌作用があるため、肌を清潔に保ち、吹き出物などを予防する
  2. 2くすみを予防して、色白の肌を保つ
  3. 3肌を引き締めてきめを整える

日本茶とクレイの洗顔料

寒い季節の乾燥は、洗いすぎが原因になっていることがよくあります。

泡ではなく、クレイの吸着力で肌をきれいにする洗顔料を作ってみましょう。

日本茶の効果によって、気になる毛穴のくすみまでケアしてくれる洗顔料になります。

材料
  • クレイ大匙 2
  • 有機の小麦粉(強力粉)小匙 1
  • 有機の日本茶小匙 1
  • 有機ハチミツ小匙 1
  • 約30ml
  • 約50ml以上の容量のガラス瓶(ネジ式蓋付き広口)
  • 製造日を記入するミニラベル
作り方
  1. 1ボウルにクレイと小麦粉を入れ、よく混ぜます。
  2. 2日本茶をお湯で少し濃い目に淹れます。冷やしてから約20mlで1を溶きます。
    クレイの状態によって、水分を調整する必要があるので、お茶はやや多めに淹れておいたほうが良いでしょう。やや硬めのマヨネーズ状にしてください。
  3. 3最後にハチミツを加えれば、洗い上りがしっとりとする洗顔料になります。
  4. 出来上がったものは、清潔なガラス瓶に移し入れてください。瓶に製造日を記入したラベルを張っておきましょう。

使い方

指で洗顔料をとり、額、頬、あごなど、顔に点々と置き、その後、軽くマッサージをした後に洗い流してください。
3日目以降は、瓶の底からよく混ぜて使ってください。

保存期間

冷暗所に保存して、約1週間で使い切りましょう。

日本茶のハチミツローション

寒くなってくると、目の周りや口周りの乾燥が気になりだします。日本茶とハチミツの美容効果で肌に潤いとハリを与える化粧水を作ってみましょう。化粧水の水溶性成分の上に薄くオイルの層が出来る二層式ローションですが、使う時によく混ぜると、トロリとしたジェルのようになります。

材料
  • 有機アップルビネガー大匙 1
  • 有機ハチミツ大匙 3
  • 有機の日本茶小匙 1
  • オーガニック・アプリコットオイル小匙 1
  • オーガニック・ラベンダー精油8滴(0.4ml)
  • 50ml以上の容量のガラス瓶(ネジ式蓋付き広口)
  • 製造日を記入するミニラベル
作り方
  1. 1アップルビネガーとハチミツを蓋付き瓶に入れてよく混ぜた後、日本茶を入れます。よく混ぜ合わせたらそのまま4週間、置いておきます。週に1回ほど、瓶を振ると、お茶の成分が溶け出しやすくなります。4週間後に清潔なガーゼでこして、清潔なガラス瓶に移してください。
  2. 2アプリコットオイルにラベンダー精油を加え、よく混ぜます。これを1に加えて、化粧水の原液が出来上がりです。
  3. 32の原液の3分の1の15mlほどを新たな容器に分けます。水または好みのハーバルウォーターで2倍に薄めて使ってください。
使い方

いわゆる二層式のローションです。
日本茶を抽出したハチミツとアップルビネガーは水溶性なので、2の油溶性成分が浮かびますが、よく振ると、ややジェル状になります。使うたびにしっかり振って混ぜてください。

保存期間

原液は、冷暗所に保存し、3ヶ月間保存できますが、水またはハーバルウォータを加えたローションは、1週間以内に使ってください。

今回、紹介したキッチンコスメの材料は、「オーガニック生活便」で購入することができます。