オーガニックコスメで頭皮や素肌の痒み改善

オーガニックコスメで頭皮や素肌の痒み改善

汗が痒くありませんか?

夏は汗をたくさんかく季節。とくに最近の夏は温暖化の影響で気温が上昇。いつも以上に汗が吹き出します。

気になるのは、流れる汗が「痒い!」という人がけっこういることです。

その原因の多くは、肌が薄いためです。

汗には塩分が含まれているため、肌が薄いときには痒みとして感じられるのです。

「肌が薄い」という悩みは、今や珍しいものではなくなってしまいました。

というのも、化粧品のあらゆるアイテムに合成界面活性剤が使われているからです。

合成界面活性剤の「界面」とは水と油の境界、「活性」とは、水と油を混ぜ合わせることを意味しています。

肌が薄くなってしまう合成界面活性剤

合成界面活性剤は、洗浄成分としてシャンプー、洗顔フォーム、クレンジングに使われているほか、乳化剤としてクリームにも必ず使用されています。

現在、合成界面活性剤は、なんと3000種類ほどもありますが、中でもよく使われているのが、「ラウリル硫酸ナトリウム」です。

「ラウリル硫酸ナトリウム」は、洗浄成分としてシャンプー、洗顔フォーム、クレンジングに使われているほか、歯磨きの洗浄成分としてもよく使われています。

歯磨きをした後、食べ物の味が変わってしまう経験をされている人は多いと思いますが、それは合成界面活性剤に「タンパク質変性作用」があるためです。わかりやすくいうと、細胞を溶かしてしまうのです。つまり歯磨きによって、舌の上にある「味蕾」という味を感じる細胞が溶かされ、味が変わってしまうのです。

「ラウリル硫酸ナトリウム」は石油から作られた合成成分です。最近は、「植物系だから安心」と称して、実際はヤシ油と石油を合成した次のような合成界面活性剤がよく使われています。

  • PEG-20ソルビタンココエート
  • トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル
  • イソステアリン酸PEG-20グリセリル
  • ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル

しかしこのような植物と石油から合成された合成界面活性剤も自然界にないものであり、「タンパク質変性作用」があります。

「タンパク質変性作用」がある合成界面活性剤は、洗顔フォームやクレンジング、クリームに至るまで、ほとんどの化粧品アイテムに配合されていますが、そんなものを毎日使っていれば、当然ながら徐々に肌は薄くなっていきます。

敏感肌の改善は、天然成分100%のオーガニックコスメで

本来、肌の表面は「角質層」という少し硬い細胞でおおわれています。しかし合成界面活性剤が配合された化粧品の使用によって、徐々にこの角質層が消失してしまい、その下にある柔らかい肌がむき出しになってしまうのです。そのすぐ下には、毛細血管が流れる真皮層があるため肌は赤みを帯びて見えます。そんな薄い肌は、敏感なので、ほんの少しの刺激でも痒みを感じるようになり、極端に薄い場合は痛みを感じるようになるのです。

そんなふうに「痒みがある、赤い」といった症状があると、病院に行く人も多いようですが、ステロイド剤が必ず処方されます。しかしステロイド剤は、一時的に症状を抑えても、なかなか根本的な治療にはつながりません。

敏感肌を根本から改善したいと思うなら、ぜひ洗顔フォームやクレンジング、化粧水、クリームなど合成界面活性剤が使われていないものを選ぶことです。

とくにおすすめは、肌を整えたり「肌再生」にすぐれた美容植物を配合したオーガニックコスメです。

敏感肌におすすめの化粧水としては、ハーバルウォーターのカミツレやラベンダーを使ってみてください。

カミツレやラベンダーには、荒れて揺らぎやすい肌を整えてくれる働きがあります。ラベンダーには痒みを和らげる働きのほか、薄い肌を再生する方向へと促してくれる働きもあります。

そのほか肌再生にすぐれている植物というと、薔薇です。薔薇には、肌をふっくらとさせ、潤いも与えてくれる働きもあります。

漢方の生薬でもある、ドクダミや甘草、クリの葉などにもかゆみを和らげる作用があります。

また紫草の根、つまりシコンもまた「肌再生」にすぐれた植物として知られています。江戸時代には「紫雲膏(しうんこう)」という軟膏がありましたが、これは切り傷や火傷の薬で、ダメージを受けた肌を素早く回復させるシコンを主成分としたものでした。

「肌が薄い」、「赤い」という敏感肌の方は、ぜひカミツレ、ラベンダー、薔薇、シコンなどが配合された化粧品を使って、本来の肌の厚さを取り戻しましょう。

また化粧水だけでは、乾燥する場合は、アーモンドオイルを化粧水に1,2滴ほど、混ぜて使ってください。アーモンドオイルは、昔から敏感肌や赤ちゃんのスキンケアによく使われてきたオイルです。

敏感肌にはできるだけ肌に刺激を与えないケアがポイントです。洗顔のあとは、化粧水と植物オイルだけで続けてみましょう。できれば、クレンジングが必要になるメイクはなるべく避けてください。

ただし、敏感肌に適した植物が配合された化粧品であっても、合成成分が一緒に使われていれば、かえって肌にとって害になる可能性があります。

美容植物の本来の力が肌に届くようにするためには、ぜひとも天然成分100%で作られた化粧品であることが求められます。

「オーガニック生活便」おすすめ・敏感肌のためのオーガニックコスメ