毛穴を改善する美容植物
化粧品の合成成分が毛穴を広げる!
「毛穴が黒ずんで目立つ」とか「毛穴が大きい」などの悩みは、化粧品の合成成分が原因です。
もともと毛穴には、肌に入ろうとする有害物質を外に出す働きがあります。合成成分が入った化粧品をつけると、素肌は嫌がって毛穴を開いて、化学物質を出そうとします。だから合成成分が入ったクリームやファンデーションをつけたままで何時間も過ごすと、じわじわと毛穴が広がっていきます。
とくに暑い季節には、汗に強いリキッドファンデーションが使われますが、その場合、いっそう肌に張り付く強い合成界面活性剤や合成ポリマーが使われています。
とくに怖いのは、毛穴をカバーするというファンデーションです。毛穴を塞いで肌を覆う合成ポリマーがいくつも配合されています。極端にいうと、毛穴を柔らかいプラスチックで覆うようなものなのです。
その結果、毛穴は排出作用も不可能になり、ますます広がったままになり、固くなっていきます。
【合成ポリマーの成分例】
- ジメチコン
- ポリクオタニウム-●(数字入)
- シクロペンタシロキサン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー
- アクリレーツクロスポリマー
- (ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー
毛穴カバーのファンデーションは肌にはりつくので、それを落とすために強い合成界面活性剤が入ったクレンジングが必要となり、これを使うことでさらに毛穴が開いてしまうのです。
毛穴の悩みを改善するための重要なポイントは、合成成分を一切使っていないオーガニックコスメを選ぶことです。合成成分が入っていない化粧品は、素肌が嫌がらないので、毛穴をさらに広げることはありません。
毛穴改善のためのスキンケア方法
最近は、毛穴をきれいにすると称して、強い合成界面活性剤が入った洗顔フォームやクレンジングが出ていますが、これは避けてください。合成界面活性剤が毛穴の壁を溶かして、かえって毛穴が広がります。
毛穴の改善には、洗いすぎないように気をつけながら、石鹸や穀物パウダーの洗顔がおすすめです。
とくに石鹸は、洗浄力の高いヤシ油を使ったものよりも、オリーブオイルを使ったものがおすすめです。オリーブオイルの石鹸は、ヤシ油にくらべると、泡のきめが細かいのでやさしく洗いあがります。またコールドプレス製法で作った石けんは、保湿になるグリセリンがたっぷりふくまれているため、ヌルヌルした粘りが毛穴の汚れを吸着してくれます。
そのほか小豆や米ぬかなどのパウダーの洗顔料も、毛穴の汚れを吸着しながら洗うことができます。
化粧水は、毛穴を引き締める収れん作用と、毛穴の黒ずみを白くする天然の美白作用がある美容植物が配合されたものを選びましょう。
とくにクラリセージ、ローズマリー、ドクダミなどが入った化粧水がおすすめです。毛穴のせいでオレンジの皮のようになってしまった素肌が、徐々になめらかになってきて黒ずみも消えていきます。
乾燥が気になるときは、化粧水にアプリコットオイルを1,2滴加えて使ってみてください。
アプリコットオイルは、くすみやシミ改善に役立つ植物オイルです。
またメイクはできる限り毛穴をふさがない方法にしましょう。ふわっと素肌に載せるだけのパウダーメイクがおすすめです。
毛穴改善スキンケアは、毛穴を広げてしまう合成成分を避け、洗顔、化粧水、クリーム、そしてメイクに至るまで、天然成分100%のオーガニックコスメに徹することです。
不自然な化学成分とさようならして、自然と調和したものを使うこと。
それが健康で美しい素肌を保つ方法なのです。