家の中は本当に安全?
化学物質だらけのハウスケア
家の中の空気も化学物質に汚染されています
今、一般的に販売されている家庭用品のほとんどすべてに化学物質が使われています。
殺虫剤をはじめ、衣服の防虫剤、部屋のにおいを消すための芳香剤や消臭剤、抗菌消臭スプレー、テーブル、床などを拭くウェットシート、掃除用の洗剤、漂白剤、床や家具用のワックスなど、ほとんどすべてに化学物質が配合されています。
化学物質を使った製品は、メーカー側にとっては安価で大量に生産でき、使う側にとっても便利で手軽。派手な広告、目を引くうたい文句や綺麗なパッケージなどに魅せられて、ついつい使ってしまいがちです。
でも気がついてみると家の中が化学物質に汚染されている状態に!
化学物質が使われ始めたのは、わずか数十年ほど前からです。使用後すぐに人体に影響があれば危険性に気づいて使用を避けることができますが、少しずつ体内を侵す化学物質に関しては、その危険性がきちんと分かるまでに長い年月がかかります。人工的に作り出した化学物質は、人体に有害であるだけではなく、自然分解せずに環境を汚染するものが多いのです。
玄関やリビングの抗菌消臭剤でかえって化学物資汚染に
玄関やリビングなどの消臭除菌スプレーでよく使われる除菌成分は、第4級アンモニウムです。
第4級アンモニウムは細菌の細胞膜を不安定にして細胞を殺す性質をもっているので、殺菌剤をはじめ抗菌剤、消毒薬、洗浄剤(洗剤やシャンプー)、食品保存剤などに広く使用されています。
しかし第4級アンモニウムは人の細胞膜も不安定にするため、健康被害をもたらします。多量に使用すると皮膚炎を起こしたり、喘息の原因にもなります。
第4級アンモニウムのなかでも特に「塩化ベンザルコニウム」は人の眼・皮膚・気道への刺激性が非常に強く、国際化学物質安全性カード(ICSC)で「環境中に放出しないよう強く勧告する」とされています。
また除菌スプレーの香りは石油から作られた人工香料です。
人工香料もまた、アレルギーを引き起こす化学物質です。
玄関や部屋の空気をきれいにしようと思って使っているはずが、有害な化学物質をまき散らしていることに。
衣類の防虫剤でタンスやクローゼットにも化学物質が
衣類の防虫剤の成分を調べると、蒸散性ピレスロイドが配合されているものが多くあります。化学合成されたピレスロイドは、害虫の皮膚や口から入り、神経に作用しマヒさせて虫を退治します。人体に対する急性中毒症状として、発汗、嘔吐、下痢、頭痛、耳鳴りなどがみられ、重症になると、呼吸障害、ふるえを起こすことが報告されています。また、皮膚過敏症、気管支喘息、鼻炎、結膜炎を起こすこともあるとされています。また合成ピレスロイドは、環境ホルモンの疑いもあります。
化学物質たっぷりのシートで拭き掃除?!
お手拭きやテーブル拭きに使われるウェットシートの除菌成分として、除菌消臭スプレーと同様「塩化ベンザルコニウム」が配合されているものあります。また、「ポリオキシエチレンアルキルアミン」や「パラベン」などの合成の防腐剤が使われています。この成分も皮膚トラブルを招く可能性があるとされる化学物質です。
床を掃除するウェットシートも同様に除菌成分として「塩化ベンザルコニウム」や合成防腐剤が配合されています。
またこれらのウェットシートの放つ強い香りは、合成香料です。
お風呂の防カビ剤も危険です
お風呂のカビ取り剤も成分を見ると、化学物質のオンパレード。例えば有名な防カビ剤の成分を見ると、
とあります。水以外すべて化学物質です。特に締め切ったお風呂場で使うのは危険です。
ハウスケアはぜひ安心安全なものを!
こういったハウスケア用品にもオーガニックの安心安全なものがあります。
広告で見たから、といってドラッグストアやスーパーでこのようなハウスケア用品を気軽に購入して、使っていると、家をきれいにしているつもりが、かえって、化学物質で室内を汚染してしまうことになります。その結果、慢性的なアレルギーや喘息に悩まされたり、原因不明の体調不良になったりすることも。
家の汚れは、大概の場合、石けん、重曹、クエン酸をうまく使えば十分です。特に石けんは、コロナなどのウィルス対策にも有効であることが確認されています。
家の中の香りや、虫除けには、精油を上手に利用しましょう。
いつも健康に暮らしていくために、ハウスケア用品を見直してみませんか?
「オーガニック生活便」では、安心安全なハウスケア用品を取り扱っています。
衣類の防虫に
除菌消臭に
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SHELLISTA(シェリスタ)除菌消臭パウダー 100g newlogicホタテ貝殻のみを原料とした天然素材100%のパウダー。強アルカリ性で病原菌やウィルスの細胞壁を破壊し、菌類を死滅させることができます。