食材を買う時は、食品添加物に注意して!

食材を買う時は、食品添加物に注意して!

いよいよ年末ですね。

クリスマスに忘年会、そしてすぐにお正月、新年会と、家族や友人と食事をする機会が増える季節です。

でも食材を買う時には、食品添加物に注意しましょう。

食品添加物のほとんどは化学物質。健康を害する危険なものが数多くあります。

食材を購入するときには、必ず裏に記載されている成分表示を確認しましょう。

特に注意が必要な食品添加物をあげておきます。

発がん性を疑われる添加物

  • 亜硝酸ナトリウム <発色剤>

    加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコン)、魚卵類(いくら、たらこ)など

    亜硝酸ナトリウムは、素材をきれいなピンク色にしてくれるため、ハム、ソーセージ、ベーコンには欠かせない食品添加物です。また亜硝酸ナトリウムは最近では加工食品だけでなく、いくら、たらこなどの魚卵や冷凍のエビ、タコなどにもよく使われています。ハムやソーセージの原料となる肉や魚には「アミン」という物質があるのですが、これが亜硝酸ナトリウムと結びつくと、「ニトロソアミン」に変わり、これこそまさに発がん性物質なのです。そのためWHO(世界保健機関)は2015年に、ハムやソーセージ、サラミ、コンビーフなどの加工肉食品に発ガン性があることを警告しています。

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  • 安息香酸ナトリウム <保存料、防腐剤>

    清涼飲料水、炭酸飲料、栄養ドリンク、ドレッシング、ジャム、フルーツジュース、漬物、調味料など

    安息香酸ナトリウムは、防腐・保存料として、化粧品にも使用されています。食品では清涼飲料水、醤油、マーガリンなど数種類の食品のみに添加が許され、その配合量も厳しく決められている危険性の高い添加物です。英国では、清涼飲料水に使用されている「安息香酸ナトリウム」と酸化防止剤の「アスコルビン酸」が反応して「ベンゼン」が検出され自主回収となった例があります。「ベンゼン」は染料、合成洗剤等の製造時に使用される化学物質で、発がん性があるとされています。

  • タール色素 <着色料>(赤色○○号、黄色○○号などと表記)

    明太子、菓子パン、チョコレート、ゼリー、ガムなどのお菓子や、漬物、その他にも幅広く食品に使用

    タール色素は、赤色○○号、黄色○○号などと表記されている着色料です。 イギリスの食品基準庁(FSA)は、赤色40号と赤色102号、黄色4号、黄色5号を含む6種類のタール色素が、「注意欠陥障害」の原因になる恐れがあるとの理由で、食品メーカー等に自主規制を促しています。 アメリカやカナダでは、赤色2号と赤色102号、赤色106号は、がんやアレルギーを引き起こす可能性があるとして、使用が禁止されています。 ドイツでは、赤色3号は、甲状腺に異常を生じる可能性があり、使用が禁じられています。  また、タール色素は、胎児に障害をもたらす可能性があるとの指摘もあります。

  • 防カビ剤(OPP、TBZ、イマザリルなど) <保存料>

    オレンジやレモン、グレープフルーツなどの柑橘類や、バナナをはじめとした輸入フルーツ

    輸入の途中で傷んだり、カビが増殖するのを防ぐために、防カビ剤を使用しています。発がん性や、先天性障害児が生まれる確率が高まると考えられています。皮をむいて食べるから大丈夫と思いがちですが、 口に入る可能性が捨てきれないので、フルーツは国産、できれば無農薬のものを選びましょう。

  • アスパルテーム、サッカリン、ネオテーム  <合成甘味料>

    カロリーゼロ商品、お菓子、アイスなど

    特にアスパルテームに注意しましょう。最も危険性を疑われている合成甘味料で「カロリーゼロ」や「ノンカロリー」として販売されている、ダイエット系のジュースや菓子類によく使用されています。アスパルテームは、脳腫瘍や白血病のリスク以外にも、頭痛、めまい、不眠、味覚障害、知能低下・認知症・心疾患・アトピーなど様々な障害を起こす可能性があります。サッカリンやネオテームも、発がん性の疑いが高い成分です。

  • BHA・BHT <酸化防止剤>

    バターやマーガリンなどの油脂、乾燥わかめなどの乾燥魚介製品、冷凍魚介製品など

    遺伝子に異常を起こさせ、発がん性、「環境ホルモン」の疑いが強いため、オーストラリアやスウェーデンでは全面禁止、アメリカでは乳幼児への使用を禁止しています。

この他に注意すべき添加物

この他にも、毒性が強い添加物として、亜硫酸塩(漂白剤、酸化防止剤、保存剤)、次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)などがあります。次亜塩素酸ナトリウムは、カット野菜の消毒に使われています。

またリン酸塩(乳化剤、pH調整剤、酸味料)ように、表示には「リン酸塩」と書かれていないものもあります。 プロセスチーズなどの乳製品には、乳化剤、コンビニのパンやおにぎりなどには、pH調整剤、清涼飲料水には、酸味剤と表示されていてリン酸塩とは表示されていません。

リン酸塩の過剰摂取は、腎機能の低下の誘発、カルシウムの吸収の阻害により、骨がもろくなるなどの可能性があります。

調味料(アミノ酸等)、特にL-グルタミン酸ナトリウムは、お菓子やスープ、カップ麺、ドレッシング、だし用パウダーをはじめとするあらゆる加工食品に「うまみ」を出す化学調味料として使われています。

あらゆる食品に添加されているので、使われていないと「物足りない」「おいしくない」と感じてしまい、この調味料が使用されている食品を好んでとるようになります。特に小さいころからこの味に慣れてしまうと、本当の素材の美味しさがわからなくなり、化学調味料入りの食材を食べ続けるようになります。

グルタミン酸ナトリウムは、多量摂取によって、全身の調和をとる脳の海馬や視床下部に影響を及ぼし味覚障害がおきる可能性が指摘されています。また、尿酸が増えて痛風の発症率が高くなったり、興奮性・神経伝達物質による過剰な刺激が神経細胞を破壊し、アルツハイマー、パーキンソン病、うつ病、不眠症の原因になる可能性が指摘されています。

安心安全、美味しく食べて健康に!

食品添加物は少しくらいなら大丈夫という考えが蔓延していますが、毎日の積み重ねが体調に反映し、ある日、深刻な病となって発症します。食品添加物が使われ始めたのは、戦後のことでほんの75年ほどしかたっておらず、それらが体内で混じりあうと、どのような障害がでてくるのかについては検証されていません。しかし今や2人に1人がガンに罹る時代、食品添加物も無関係とはいえません。

安心安全なものを美味しく食べることを心がけていれば、自然と体は健康になります。

現代社会では、食品添加物を全く摂らずに暮らしていくのは困難かもしれません。

でも、せめて毎日、「さしすせそ」の調味料だけは、食品添加物フリーの製品を選びましょう。

醤油や酢、味噌など、昔ながらの発酵食品は、食品添加物フリーだから安心というだけではなく、発酵過程に生成される様々な成分に体内から化学物質を排出したり、免疫力を強化する働きがあることも報告されています。

安心安全はもちろんですが、ゆっくりと時間をかけて造った調味料を使った料理は、何より美味しいのです。そして食品添加物フリーの素材と調味料で作った手作りの料理は、出来合いの総菜より何倍も美味しいのです。

体にいいものを美味しく食べて、免疫力もUP!

楽しい年末をお過ごしください。

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