ナチュラル志向の高まりで、自然療法が注目を浴びています。自然療法とは科学的な方法や物質に頼らず、自然なやり方でアンバランスに傾いた体をバランスよく導く一つの方法です。
体がアンバランスなのは、生活がアンバランスだからかもしれません。なぜなら、私たちの体は心や精神など見えないものともつながっているからです。
セルフヒーリングとは自然を取り入れ、五感をフルに使い、さらにイメージ力(第六感)も使って、自分自身の体にアプローチしていく方法です。それは人間が本来持つ「自然治癒力」を回復させることでもあります。自分の体は自分でしか感じることができません。セルフヒーリングを通して、自分の中の自然治癒力を取り戻しましょう。
例えばお腹が痛い時、思わずお腹に手を当てます。この無意識の行動こそ、自分が持っている本来の力なのです。
このような無意識に行う自分の力を意識することで、脳に感覚が伝わり、脳内に必要なホルモンが分泌され(それも自然治癒力の一つ)、体のあらゆるアンバランスな部分をバランスが整うようになります。それがセルフヒーリングの基本です。
自分の体のどこの筋肉、スジが凝っているのか、張っているのか、どこを、どの方向に触ったら、押したら、さすったら、なでたら気持ち良いのかをつかむこと、これを「内観」と言います。自分の体をよく感じてみてください。自分の自然治癒力を信じ、頭ではなく体が喜ぶことをどんどんしてあげましょう。そうすることで体のバランスが保たれ、心も精神も生活もバランスが整っていき、幸福感のある毎日を送ることができるでしょう。
自分に気持ちいいことをしてあげましょう。体のつぼや経路、いわゆる気持ちよいポイントは「小宇宙」と言って、骨も筋肉も筋もない体の中の空間に存在します。よく自分の体を触っていると、骨の際、筋肉と筋肉の間、関節や筋をかき分けた奥のところなどが見つかります。そこを押してみると、他の体の部位とつながって響いているのを感じることができます。
本に書かれている位置を探すよりも、自分が押して気持ちよい場所、もっと触っていたい場所を探すことが最も大切です。
マッサージの順番や押し方は、おでこ→耳→首横→鎖骨・・・と流れをつかみ行うと効果的でやりやすいでしょう。何よりも自分の指が、あるいはエネルギーが自分の体にどのように響くかを感じ、気持ち良いところを探すことが大切です。
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