香りの印象は、化粧品にとってとても大切なもの。香水はもちろん、コスメ、シャンプーからスタイリング剤にいたるまで、いろいろな化粧品を選ぶとき、香りを基準にしている人も多いことでしょう。
しかし、残念なことにその香りもまた石油から作られた合成香料が少なくないのです。本当にあらためて何もかも石油で作られていることに驚いてしまいます。
香りが充満しているドラッグストアや他人の香水やスタイリング剤のきついにおいで、頭痛がしたり気分が悪くなったりしたことはありませんか? それは香り成分が鼻から吸収されて、ストレートに神経系に影響を及ぼすためです。このことからもわかるように、香りから受ける影響は大きく、とくに合成香料は嗅覚を麻痺させ、神経系をおかしくさせるという不安があります。また、アトピーの原因になったり、ホルモンのバランスを崩すとも言われています。
化粧品の成分表示では「香料」とだけ書かれていて、天然の香料か合成の香料なのか判断ができません。すべてに当てはまるわけではありませんが、「香料」と書かれているものは避けるというのがひとつの方法かもしれません。
いっぽうオーガニックコスメの場合は、香料は、天然の精油をそのまま使うことが多いのです。
精油は、美肌効果もあるため、オーガニックコスメでは「香料」という記載にならず、そのままラベンダー油、ダマスクバラ花油などと記載されることも多いようです。
天然の薔薇の香りは、最高のエイジング美容成分! でも薔薇の香りに似た合成香料も多いので注意!
香料成分は、合成香料ではなく、天然のものを選びましょう。精油(エッセンシャルオイル)は、植物のさまざまな部分から抽出された天然の香料です。香りだけでなく、肌荒れを抑えたり、ターンオーバーを促したり、若返りを促進するなどの働きがあります。また、気分をリラックスさせたり逆にリフレッシュさせたり、私たちの心身にも効果があります。同じ精油でも、できるならオーガニック原料の良質のものを選びましょう。
そして、抽出方法も有機溶剤を使わずに、圧搾法や水蒸気蒸留法にこだわった精油が理想的です。
問題成分 | 天然成分 |
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香料と表記(天然の場合も香料と表記される場合もありますが、メーカーに問い合わせないかぎりわかりません) | ラベンダー油、ゼラニウム油、ダマスクバラ花油、オレンジ油 |