最近は冬でなくても湿疹やひび割れなどの手荒れに悩む人が増えています。何とかしたいとハンドクリームをこまめに塗ってもなかなか治らない。なぜでしょう。
まず手荒れですが、元凶は台所で合成洗剤を使っていることです。合成洗剤の洗浄成分には合成界面活性剤が使用されていて、皮膚の表面を保護している皮脂をうばってバリアゾーンを壊してしまうためです。手荒れを改善するためには、とにかく合成洗剤をやめて石けんに替えることが先決。そして天然成分で乳化したハンドクリームを選ぶことが必要です。
台所洗剤は、食器の汚れを素早く落とすために、強力な合成界面活性剤が使われています。そのために、たんなる手荒れや乾燥だけではなく、ひび割れや傷のような症状に慢性的に悩んでいる人も少なくありません。
まずは合成の台所洗剤を止めて、石けんベースの台所洗剤に替えてください。
石けんは、合成界面活性剤のように手の皮膚の中に侵入したりタンパク質を壊すことはありません。石けんの台所洗剤に替えてまもなく、驚くほど手荒れが良くなったという事例が数多くあります。
台所洗剤は、手荒れの大きな原因。 河川も汚染してしまいます。
一方ハンドクリームですが、じつはこちらにも水分と油分を混ぜ合わせる乳化剤として合成界面活性剤が使われています。ハンドクリームを塗ったひとときは、うるおったようにみえますが、結果的に手の皮膚バリアを壊していきます。ハンドクリームを一生懸命塗っているのに、手荒れが改善しないどころかますますひどくなっていく理由は、そこにありそうです。
また、皮膚のバリアが壊れることで、防腐剤などほかの有害成分が皮膚の奥に入り込んでしまうことも非常に問題です。こうして有害成分が体内に蓄積されていくとさまざまな弊害が起こります。
問題成分 | 天然成分 |
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