気をつけて!! 食品添加物

気をつけて!!食品添加物

食品を選ぶときには必ず、「原材料表示」を見る習慣を!

暑い暑い夏がようやく終わり、いよいよ秋の気配が感じられるようになりました。

食欲の秋!

街にはいろいろと美味しそうなものがあふれていますが、 それらは本当に安全な食品でしょうか?

食品店やスーパーに並んでいる食品を見た目やパッケージに書いてある言葉だけで選んでいませんか?

食品を選ぶときには必ず裏返して「原材料表示」を確認しましょう。

ナチュラルだと思われる食品にも、意外に多くの食品添加物が入っているのが現状です。

組み合わせるとさらに危険「ソルビン酸K」&「亜硝酸ナトリウム」

「ソルビン酸K」という食品添加物は、細菌やカビの発生や増殖を抑える防腐剤です。

コンビニやスーパーのお弁当やお惣菜などによく使用されます。また、かまぼこ、ちくわ、はんぺんなどの練り物や、ハム、ソーセージなどの肉加工品、漬け物、ワイン、チーズ、ジャムなど、実に多くの食品に防腐剤として使用されています。

「ソルビン酸K」は、石油から作られた食品添加物で、単体でも危険性があると言われていますが、他の添加物との組み合わせで、発がん性が増すと言われています。特にハムやソーセージなどの肉加工品に添加されている発色剤「亜硝酸ナトリウム」との組み合わせは危険とされています。

「亜硝酸ナトリウム」は、ハムやソーセージなどを製造する過程で必ず発がん性物質を作り出すことが明らかになっています。これらの原料となる肉や魚には「アミン」という物質があるのですが、これが「亜硝酸ナトリウム」と結びつくと、「ニトロソアミン」に変わり、これこそまさに発がん性物質なのです。そのためWHO(世界保健機関)は2015年に、ハムやソーセージ、サラミ、コンビーフなどの加工肉食品に発がん性があることを警告しています。

「亜硝酸ナトリウム」は、素材をきれいなピンク色にしてくれるため、最近は加工食品だけでなく、いくら、たらこなどの魚卵や冷凍のエビ、タコなどにもよく使われています。

清涼飲料水の保存料「安息香酸ナトリウム」

「安息香酸ナトリウム」もまた防腐・保存料として、化粧品にも使用されています。食品では清涼飲料水、醤油、マーガリンなど数種類の食品のみに添加が許され、その配合量も厳しく決められている危険性の高い添加物です。英国では、清涼飲料水に使用されている「安息香酸ナトリウム」と酸化防止剤の「アスコルビン酸」が反応して「ベンゼン」が検出され自主回収となった例があります。「ベンゼン」は染料、合成洗剤等の製造時に使用される化学物質で、発がん性があるとされています。

「リン酸塩」の過剰摂取で骨がもろくなる

「リン酸塩」は、食品の保水性や粘着性を向上させ、肉類の発色を安定させる食品添加物です。いわゆるプルプル、モチモチなどの食感や美味しそうな見かけなどのために使われています。

主に、ハム、ソーセージ、練り製品、清涼飲料水、スナック菓子、インスタント食品などに使われています。

リンは健康や生命を維持するために必要なミネラルです。リンが不足すると、脱力感や筋力低下などの症状がみられますが、現代では食品添加物に多く使用されているために過剰摂取の方が問題になっています。

リン酸塩の過剰摂取は、カルシウムや鉄の吸収を阻害します。カルシウムの吸収量が下がると、骨がもろくなるおそれがあり、鉄の吸収が下がると貧血を引き起こすこともあります。また腎臓疾患、治癒力・免疫力低下、精神異常等、健康への影響も懸念されています。

お刺身や生魚、カット野菜にも食品添加物が

現在では、意外な食品にも添加物が使われています。

例えば、お刺身。お刺身も発色をよくし、日持ちさせるために、植物油脂、酸化防止剤(ビタミンC、F)やpH調整剤などが添加されている場合があります。

また、赤魚、キンメダイ等には、酸化による退色を防止するため、「アスコルビン酸」が、冷凍エビ、冷凍かに等の甲殻類には、酸化による黒変を防止するため、「亜硫酸塩」が使用されています。

カット野菜には殺菌目的で「次亜塩素酸ナトリウム」が使用されています。

食品添加物フリーの食生活を心がける

食品添加物は少しくらいなら大丈夫という考えが蔓延していますが、毎日の積み重ねが体調に反映し、ある日、深刻な病となって発症します。また免疫力が低下することも問題となっています。食品添加物が使われ始めたのは、戦後のことでほんの75年ほどしかたっておらず、それらが体内で混じりあうと、どのような影響がでてくるのかについては検証されていません。しかし今や2人に1人が、がんに罹る時代となり、食品添加物も無関係とはいえません。

食品を購入するときは、必ず裏の原材料表示を確認することです。そうはいっても、現在の生活で食品添加物を全く摂らずに生活することは難しくなってきています。

せめて毎日、「さしすせそ」の調味料だけは、食品添加物フリーの製品を選ぶことによって、体内に化学物質が蓄積する度合いをかなり軽減することが出来ます。とくに醤油や酢、味噌など、昔ながらの発酵食品は、食品添加物フリーだから安心というだけではなく、発酵過程で生成される様々な成分に化学物質を排出したり、免疫力を強化する働きがあることも報告されています。またゆっくりと時間をかけて造った調味料は、料理もおいしくしてくれます。

「オーガニック生活便」おすすめの添加物フリーの調味料