ラベンダーは古代ローマの時代から人々に愛されてきました。
ラテン語で「洗う」という意味の「 lavare 」という言葉が語源とも言われています。
ラベンダーの持つ殺菌、抗菌作用から、からだを水で洗い清める沐浴や、傷の手当てに使われていたそうです。
またラテン語「livere 」から「青みを帯びた、青みがかった」を意味するに由来するという説もあります。
中世では、ラベンダーは僧院の薬草園で広く利用されていました。ラベンダーがヨーロッパ全土に広まったのは、ドイツの「植物学の祖」と称される修道院長のヒルデガルドの功績と言われています。
アラブでは、去痰、抗けいれん薬として用いられたり、ヨーロッパの民間医療では、傷の手当てや子供の虫下しに良いとされていたり、民間医療の薬草として広く愛され続けているハーブです。
ラベンダーはシソ科の植物で、原産が地中海沿岸からアルプスと言われています。
ラベンダーと聞くと、あの独特の香りを思い出す人も多いかもしれません。
香り高いラベンダーは薬草としての効能が実に豊富です。
傷や炎症、かゆみを抑えて治りを早くする抗菌、消炎作用があります。皮膚の炎症を鎮めて組織の回復を助けるといわれています。シェービングなどで傷ついてしまった肌などをやさしく癒します。
また、ニキビの原因となるアクネ菌を穏やかに殺菌する作用もあります。また肌のキメを整え、シミやくすみも予防してくれます。さらに収れん作用があるので、毛穴の引き締め効果も期待できます。
ラベンダーは、肌トラブルを抑えるだけではなく、精神のバランスを取りたい時にも役立ちます。
鎮静作用があり、ストレスでこわばった心身をリラックスさせ、不安や緊張、イライラなどを和らげてくれます。緊張からくる偏頭痛や高血圧にも効果があるといわれています。
神経を安定させる作用があるため、ストレスを感じやすい人や気分にむらのある人にもおすすめのハーブです。就寝前にラベンダーティーを飲むと、心身の緊張がほぐれてよく眠れます。
その他にもラベンダーには防虫にも効果があると言われています。
お部屋に乾燥したラベンダーを吊るしておいたり、ディフューザーにラベンダーの精油を数滴たらしたりすると防虫対策も期待できます。
合成成分で作られた虫除け剤や殺虫剤を使うより安心して使えます。
またラベンダーの精油は、肌に直接つけることのできる数少ない精油の一つです。
お気に入りのオイルや化粧水に1滴たらして香りを楽しんだり、リラックス効果や殺菌効果も期待できたりととても使い勝手の良い精油です。1本常備しておくととても便利です。
アルテ ハーバルウォーター ラベンダー 100ml アルテ
ラベンダーは、抗炎症作用にすぐれたハーブで、ブツブツした赤みや痒みなどを抑えてくれる化粧水として使うことができます。
オーガニックエッセンシャルオイル・ミニ 真正ラベンダー ラ・フルール
小さなサイズなので、エッセンシャルオイルを初めて使う人や、その時々で色々な香りを楽しみたい人におすすめ。
マルセイユ石けん ラベンダー&ローズマリー 120g 太陽油脂
合成香料は苦手だけれど、せっけんは香りがないとさみしい、という方に。
お肌用フィトンαガード 100ml 生活アートクラブ
成分は虫の嫌がる植物精油(フィトンα 、ベルガモット、ラベンダー、ローズウッド、ヒバ)をブレンドし、植物由来成分のみの素材で、とことんこだわっています。