すっきりと澄んだ味わい、「播磨園」の有機栽培茶
宇治の気候風土がおいしいお茶を育てる
「播磨園」のある京都府宇治田原町は、日本緑茶発祥の地としても有名な茶処。朝晩の寒暖の差が大きいこと、秋から冬にかけて深い霧がたちこめること、石灰質の地盤でカルシウムが多く、水はけがいいこと。これらの茶作りに適した気候風土が、良質のお茶をつくりだすことで知られてきました。
すっきりとした味わいは、植物由来の肥料だから
今、いわゆる「おいしい」お茶を栽培するために、窒素肥料が大量につかわれています。お茶は、栽培時に窒素肥料を与えるとアミノ酸が増え、味わいのあるおいしいお茶になるといわれています。しかし窒素肥料は「硝酸塩」にかわるため、地下水汚染が問題になっている地域もあります。また「硝酸塩」を含んだ農作物は、唾液と反応して有害な「亜硫酸」に変わることも問題になっています。「播磨園」では、窒素肥料を使うことなく、菜種搾粕とごま搾粕などの植物肥料だけを使っています。これらの肥料を使うことで、環境に優しく、すっきりとした味わいのお茶に仕上がっています。
生産者の紹介
作り手と飲む人の健康のために有機栽培を貫く
京都府南部に位置する宇治田原町は、日本緑茶発祥の地として有名な茶処。播磨園は、江戸時代末期の1858年からこの地で茶の栽培をおこなっています。 年間7~8回農薬散布する一般慣行栽培を行っていましたが、1972年、6代目の播磨余士行さんは、病虫害駆除のための農薬散布中に薬害で倒れてしまいます。このことをきっかけに、播磨さんは無農薬有機栽培に転換する決意をします。はじめは収穫が激減し、後悔がよぎることもありましたが、「生産する自身や家族、また飲んでいただける人たちの健康のために、この栽培法を全うしよう」という覚悟のもと、試行錯誤を重ね、現在に至ります。 有機JASをはじめ、NOP(米国オーガニック認証)、EUオーガニック認証などの海外のオーガニック認証も取得し、自然の恵みを生かしたおいしくて安心な日本のお茶を海外にも届けています。
いつでも誰でも飲めるカフェインが少ない有機番茶番茶は、京都で昔から愛飲されてきました。強い蒸気で蒸し、乾燥させ熟成した後焙じ上げた有機番茶です。さわやかでくせのない味わいで、お茶漬け用や梅番茶にもおすすめ。カフェインが少ないので、子供やお年寄りにも。夜用のお茶としても適しています。
商品番号:802783