アフリカに自生するシアの木
シアバターは、アフリカにのみ自生している「シアの木」の実から抽出される天然オイルです。アフリカ大陸の赤道から上、北緯15度までが「シアベルト」と呼ばれています。この地帯では、40~60%という多くの脂肪分が含まれている良質なシアの木の実が育ちます。 このシアの木の実から採れる脂肪分がシアバターと呼ばれ、古くから食用や燃料などに利用されてきました。さらに、化粧品としても使用され、乾燥や強い日差しから肌を守ったり、髪の毛や唇、肌の保湿にと使われています。
産地によって色々な種類のシアの木がある
実は、シアバターと言っても、産地による違いがありシアの木にも数種類の品種があります。シアの木は、アフリカの16カ国のみに自生するものですが、土壌や気候でシアの木の実に含まれる成分にも多少の差が出てきます。現在日本に流通しているシアバターの多くは、「シアベルト」の西側にある西アフリカ諸国に自生する「マンギフォリア種」のシアの木の実から作られたものです。「マンギフォリア種」のシアバターはオレイン酸とステアリン酸が同じくらいの割合で含まれています。
二つのシアバターの違いは?
「ベリーセンシャルシアバター」は、「シアベルト」の東側にある、東アフリカのウガンダとスーダンだけに自生する「ナイロティカ種」のシアの木の実から抽出したシアバターです。東アフリカ産「ナイロティカ種」のシアバターは、西アフリカ産「マンギフォリア種」のものよりも肌になじみやすいという特徴をもっており、濃厚なクリームのような柔らかさです。「ナイロティカ種」は「マンギフォリア種」と比べると、オレイン酸の含有量が多く、ステアリン酸の含有量が少ないため、柔らかく、肌への浸透力が違います。オレイン酸はオリーブオイルにも含まれている脂肪酸で、ステアリン酸よりも流動性があり、人間の皮脂に近い組織をもっています。
「ベリーセンシャルシアバター」のこだわり
東アフリカ産「ナイロティカ種」のシアバターは、一切の農薬や化学肥料を使用することなく自生しているシアの木から採られたものです。化学的に精製されたシアバターは、白く、未精製品よりも固くなります。「ベリーセンシャルシアバター」は合成溶剤である「ヘキサン」を使用せずに抽出しており、未精製のシアバターです。そのため、天然のクリーム色と甘いココナッツのような香りがしており、本来の有効成分を残したままです。
商品番号:802935