ローザセンティフォリアの花びらの粉でしっかり保湿
『アタルバ』が無農薬栽培するローザセンティフォリアの花びらを粉末にしました。ローザセンティフォリア種のローズの花びらは、保湿力が高いのでスキンケアやヘアケアにおすすめです。
水で溶いてフェイスパックに、不織布パックに入れて入浴剤に、フィルターで漉してローズウォーターを手作りしたり、と使い方はいろいろ。特にヘナで染めている人におすすめです。ヘナにこのローズパウダーを混ぜることで、ヘナ独特の香りを軽減、また仕上り感もアップします。
原料となるローザセンティフォリア種のローズは、インドの太陽を浴びながら、農薬を一切使用せず、自然の肥料だけで、野外で育てられています。ローズの間には、アムラやニームなど、他のアーユルヴェーダ植物が植えられています。そうすることによって、虫による害を防いでいます。ピンク色の花びらを持つローズ、ローザセンティフォリア種は大変に貴重なものです。このローズ花弁は、本来は、アーユルヴェーダのグルカンド(食用)を製造するために栽培していますが、スキンケア用のローズ粉末として皆様にお届けしたいと考えて作りました。
毎日、朝日を浴びたバラを手摘みしています
ローズ花弁の収穫は毎朝8時~10時の間です。朝日を浴びて完全に開花したバラの花だけを手摘みし、花を分解し、ガクを取り除いて乾燥させます。こうした大変な手間のかかる作業を繰り返して花弁の粉末を貯めていき、粉末にします。
ローズヘナの作り方
ヘナに10%程度のローズ粉(ヘナ50gなら5gのローズ粉)を混ぜ、お湯で混ぜ溶かし、5分ほど馴染ませて使用します。
10%のローズ粉が入るだけで、ヘナの香りを軽減し、ローズの心地よい香りになります。
またローズウォーターを作り、それでヘナを溶かすという方法もおすすめです。このやり方のほうが香りがよいようです。
ヘナの後、いつもはヘナの香りがしていますが、ローズ粉を入れることにより、ローズの残り香りが心地よいので、ぜひ一度お試しください。
ローズウォーターの作り方
ローズ花弁粉末2~3gに100ml の沸騰したお湯を落とし、1時間~数時間放置後、コーヒーを落とす要領でフィルターで漉し、下に落ちてきた赤い水をローズウォーターとして活用できます。ただし、蒸留水としてのローズウォーターとは異なりますので、生もの扱い(冷蔵保存が必要)で、1週間以上の長期保存には向きません。また、フィルター後に残っているローズペーストでフェイスパックをすることで、無駄なくきれいに使うことができます。
ローズのフェイスパックとして
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3~5g程度のローズ粉をボールにいれます(1回の使用量は自分で調節してください。)。
- ローズ粉の6倍の重さのお湯(熱湯可)で溶かし、10分程度馴染ませます。
- 顔全体に塗布し、10~20分程度待ちます。
- 洗い流します。
ちょうどよい溶かし加減のコツを知るために、初回のみ、ローズ粉を正確に5g計測、お湯を30g計測し、混ぜてください。正確であれば、これがボソボソしにくく、垂れにくい溶かし加減です。溶かし加減がわかれば、勘で溶かせるようになります。マヨネーズ状に溶かしたつもりでも、粘性が少ないため、ボソボソして塗りにくい場合は、ほんの少しだけ水気を足してかき混ぜ調整してください。マヨネーズ状よりもやや柔らかい液状に溶かし、顔に伸ばしていくのがよいでしょう。
ローズの入浴剤として
お茶用の不織布パックなどに、ローズ粉大さじ1杯~(お好みの量で)を入れて、お湯をはった浴槽に入れます。
しっかりした香りのダマスクローズ種と異なり、ピンク色のローズ、ローザセンティフォリア種は、柔らかなやさしい香りを放ち、バスタイムにくつろぎを与えてくれ、保湿作用も高く肌をしっとりとさせてくれます。ピンク色のローズ、ローザセンティフォリアの香りにつつまれて、幸せなバスタイム、そして、ローズならではの天然保湿作用をお楽しみいただけます。ぜひ一度、お試しください。
アーユルヴェーダの薔薇について
『マハラニ』の製品に使われている薔薇は、インドのムンバイ郊外にあるアーユルヴェーダ専門の薬草ガーデンで育てられたものです。
この薬草ガーデンは、アーユルヴェーダの最高の師として尊ばれたマハラジによって創設されました。現在は、アーユルヴェーダ大学に付属する専門薬局となり、あらゆる種類の薬草が伝統を守って栽培されています。
コスメに使われる薔薇というと、ダマスクローズが一般的ですが、アーユルヴェーダでは、インド在来のセンティフォリア系の薔薇を使います。それは、アーユルヴェーダでは、効果が高いのは、センティフォリアと考えられているからです。
この薬草ガーデンでは、薔薇を摘み取る時期や時間も決められています。薔薇が朝日を浴びたとき、午前中の8時から10時の間に摘み取らねばならないとされています。また効果がとくに高いのは、6月から9月の雨季に咲いた薔薇です。
そのようにアーユルヴェーダでは、薔薇の種類、育て方、そして摘み取りまで厳密に定められており、それはすべて薔薇の薬効を最大限に引き出すためなのです。
そもそもアーユルヴェーダの医師になる者は、たんに植物の薬効や使い方について机上で学ぶだけではなく、大地に立つ栽培の生産者であることも求められるのです。
商品番号:804290