価格:1,700円(税込) ~ 1,800円(税込)
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千葉県北部にある神崎町(こうざきまち)は、利根川沿いの平坦で肥沃な土壌を生かした稲作などの農業が基幹産業となっています。古くから酒蔵を始めとして醤油や味噌などの蔵が点在することから、「発酵の里」と呼ばれています。エジプト文明が栄えた背景にナイル川があったことはよく知られていますが、神崎町にとってはまさに「利根川」こそが発展の要となっていました。
そんな神崎町で、お米の自然栽培をしている森山修一さん。老舗農家を受け継ぎ「5代目森山清次兵衛」と称しています。先代が亡くなった後、5代目としての自分らしさを発揮したいと以前から関心があった自然栽培を始めました。
通常の慣行栽培米は各地域ごとの基準に従って化学肥料や農薬が使用されていますが、森山さんの自然栽培米は、苗づくりから全く何も使用しません。堆肥や有機質肥料なども一切与えず、自然の力のみで育てられたお米です。
「自然栽培米は、土が基本です。環境や稲の力をいかに引き出すかは、自然にまかせます」(森山さん)。
とはいえ除草には非常に手間がかかること、そして収穫量も少なめというリスクがあります。それでも森山さんは、熱い思いを持って自然栽培米作りを続けていきたいとのこと。「未来を担う子供達のためにも体にも環境にも優しいお米作りを続けたいですね」。
とくに森山さんが手掛けているササシグレは生産者が少なく、今や『幻のお米』と呼ばれるほど。その上、ササシグレの自然栽培となるとさらに希少なお米になります。ササシグレは糖質が少ないため、健康に気を使う人やオーガニック志向の人を中心に支持されています。