昔の技術を大切にした「ガラ紡」の布を、毎日の生活に取り入れてみませんか?
今から約30年前、『益久染織研究所』は、もともと日本で作られた「ガラ紡績機」の保存運動に関わったことから、「和紡布」は始まりました。
他にはない「和紡布」のあたたかみのある風合いは、手紡ぎや、ゆっくりと動く「ガラ紡績機」から作られた糸から生まれます。
たっぷりと時間をかけて紡ぐので、綿に負担がかからないため、均一ではなく、空気を含んでふっくらとした糸になります。その柔らかな糸は、現代の高速で動く織機では織るのは難しく、手織りや昔ながらの「力織機」で織り上げます。
そんなふうに「和紡布」のほっこりとした、独特のあたたかみのある風合いは、工業化の波に背を向けて、昔ながらのゆったりとした時間をかけることから生まれるのです。
「和紡布」の素材は、中国山東省で栽培されるオーガニックコットンです。現在、オーガニックコットンの認証は、3年以上、農薬を使ったことがない畑で栽培されたものということになっています。でも「和紡布」の素材は、同じオーガニックといっても、これまでに一度も農薬や化学肥料を使ったことのない畑で作られた綿で、究極のオーガニックコットンです。そのために農薬などの残留などの不安がまったくありません。
現地の人々は、有機肥料を使い、害虫の駆除はすべて人の手で地道にせっせと行います。そんな手間隙がかかる、昔ながらの有機綿栽培が今も続けられていることは、現代においては奇跡といってもいいのではないでしょうか。
究極といっていいほどのオーガニックコットン栽培法。さらに糸紡ぎや織りも昔ながらの時間をかけることで出てくる、やわらかな風合い。そんな「和紡布」の素晴らしさを伝えようと、『益久染織研究所』は、いろいろな生活雑貨に仕上げました。
洗剤がなくても洗える食器洗いやふきん、バスマットなど、キッチンやバスルームで使える生活雑貨です。作り手のゆったりとした時間が伝わってくるせいか、触れるだけでもほっと気持ちが和みます。また使った後は、自然に土に還っていくので、環境にとってもやさしい日常品です。
「和紡布」は、糸が均一ではないために、適度に空気を含んでおり、独特のほっこりとした風合いがあり、触れているだけで気持ちをリラックスさせてくれます。
「和紡布」を食器洗いにすると、均一ではない糸がしっかりと汚れをからめとってくれるので、洗剤なしでも油汚れが落ちます。
また「和紡布」はスキンケアにもおすすめです。敏感肌やアトピーなどで、石鹸を使えない人も、「和紡布」のクロスなら石鹸を使わなくても顔やからだを洗うことができます。肌に必要な皮脂は残してくれるので、乾燥肌の人にも、「和紡布」洗顔はおすすめです。