昔ながらのへちま水を
そのまま今に届けたい
「へちまここち」は、最高品質のへちま水を求めて無農薬栽培と昔の製法にこだわっています。
へちま水の歴史は室町時代に遡ります。「美人水」とも呼ばれ、化粧水として使われていました。江戸時代 には「花の露」、「江戸の水」、明治時代に なると「キレイ水」という名で売られていました。昔の人は、へちま水 が肌に与える美容効果を、身を持って実感していたのです。
富山県射水市では、約40年前に町興しとして無農薬のへちま栽培が始まりました。アルプス立山連峰の雪解け水という上質で栄養分豊かな水のおかげで、射水市のへちまはとても良質なへちまに育ちます。今でも伝統的な方法にならい、一年で最も成分が豊かになる中秋の名月の頃に、へちま水を採取しています。
町興しでへちま栽培に携わった瀧田啓剛さんは、当初へちま水を化粧品メーカーに原料として供給する仕事をしていました。しかし、合成成分無添加のへちま水の化粧品は作られていないことがわかりました。
そのため、自分たちで天然成分100%のへちま水をそのまま製品化しようと決意。たゆまぬ研究の成果により、ようやく完全無添加のへちま水「オーシマスキンローション(私の部屋)」が製品化され、 しだいに全国にそのブランド名が知られるようになりました。
瀧田さんが手がけたへちま水ブランド「私の部屋」には、昔ながらのへちま水をそのまま今に届けたいという願いがこめられていました。
そして2019年の秋には、息子 の秀成さんに受け継がれ、「へちまここち」と新しい名前になりました。伝統的な栽培方法と製法はそのままに、父の思いを守り続けています。