2009年5月12日up
新緑が美しい5月の初め、「ちどりや」が10周年記念を開催。
京都へ取材に行ってきました。
ちどりやの10年を振り返りながら、スピーチをする堀切朋美さん
写真左:銀閣寺近くに「ちどりや」の新しい店がオープン
写真右上:可愛らしい「和」の小物が並ぶ店内
写真右下:「オーガニック生活便」でも御馴染みの安心コスメ
「ちどりや」の縁の下の力持ち、山口さん(左端)と一緒に
写真左:新緑の緑が美しい法然寺の門前に立つ取材者たち
写真右:「ちどりや10周年」を祝って、芸者さんたちが古都の舞いを披露
京都から「和」のコスメを発信
「ちどりや」と言えば、「和」の美容素材で人気のコスメメーカー。「ちどりや」の開発者の堀切朋美さんは、もともとニューヨークでメイクアップアーティストとして活躍していました。しかしモデルさんや女優さんの肌荒れが気になり、その後、自然化粧品の開発者に転進、「ちどりや」コーポレーションを創設しました。
堀切さんは、昔の日本女性の素肌美に着目、ハトムギ、黒砂糖、お茶、月桃など、「和」の植物成分にこだわる化粧品作りをしてきました。最近、堀切さんは、アトピーの問題にも着目して、「和」の植物素材で肌を改善していく提案もしています。「『和」の美容素材は肌にやさしいというだけではなく、じつは凄い力があるんですよ」というのが堀切さんの持論です。
「ちどりや」は、いくつもの試練を乗り越えながら、早くも今年で10年目を迎えました。同時にお父さんの代からやってきたお店「京都ちどりや」も創業60周年とのこと。こちらは、簪や小物類を専門に売る和装小物のお店です。このたび、この二つを記念する祝賀会とともに、京都の銀閣寺の近くに、新しい「ちどりや」店もオープンしました
「ちどりや」のコスメは、パリでも注目
記念祝賀パーティの会場は、日本的な美の様式をモダンにアレンジして定評のあるホテル「ハイアットリージェンシー京都」。宮川町の芸者さんたちが新緑の庭を背景に舞を披露するという、いかにも京都発の「ちどりや」らしい、華やかな催しとなりました。
「ちどりや」の化粧品は、100%天然にこだわるだけではなく、パッケージも京都らしさにこだわり、アメリカやフランスでも注目されています。
「このところ、パリで『ちどりや』の製品を置きたいという声を多くいただいて、本当にありがたいなあと思うてます。美しいものは、生きる意欲を湧き上がらせてくれます。『ちどりや』の化粧品を通じて、日本人が育んできた知恵と美意識を世界の人にもっともっと知っていただけたらうれしいですね」と、話してくれた堀切朋美さん。京都の女性らしい「はんなりとした」口調のうちにも、世界に向けて「和」の美を羽ばたかせたいという強い意欲が伝わってきました。