2011年5月31日up
衣食住丸ごとオーガニック
アイシス編集部が取材してきました。
『鹿北製油』の和田久輝さん。父の代からの食用油作りを引き継いで、安心安全な食用油を追求しています。
薪を使ってごまを焙煎しています。自然な火がいっそう味わいをおいしくします。
『鹿北製油』は、明治5年製の石臼玉絞り機を探しまわって譲り受け、これで食用油製造をしています。石の重みでゆっくりと油を搾り出します。効率は悪いけれど、ごま本来の味わいがそのまま活かされています。
『鹿北製油』の倉庫。国産のごま、海外産の有機のごまの原料など、和田さんの目で選び抜かれたものだけが置いてあります。
鹿児島県湧水町の『鹿北製油』は、霧島連山が望める36000坪の自然豊かな土地にある。20年から30年で、ごま畑や椿山、アーモンドなどを植栽していくという壮大な計画を立てています。
アイシスの新オーガニックフード
アイシス『オーガニック生活便』の今回の特集では、安心安全な、こだわりのごまを素材にした食材をお届けします。
『鹿北製油』(鹿児島県)は、今では消えようとしている国産のごま油を始め、安心の昔ながらの食用油を作り続けています。「明治時代まであった本物の食用油を再現して、それを消費者に届けたい」という『鹿北製油』の考え方をアイシスは応援していきます。
昔と変わらぬおいしさと安心安全の食用油を届けたい
鹿北製油のごま油&なたね油
このたびアイシス『オーガニック生活便』は、『鹿北製油』の製品のお取り扱いを始めました。
市販の多くの食用油は、原料が農薬や化学肥料を使っていたり、製法もまた消泡剤や漂白剤を使って、見栄えのいいものになっています。
『鹿北製油』代表の和田久輝さんは、「明治時代の食用油と同じ質のものをみなさんにお届けしたい」とのこと。その思いが、消泡剤や漂白剤などの薬剤を一切使わず、また明治時代の製法(石臼玉締め法)にこだわった食用油作りとして実現しています。
とくにごま油は、今やほとんど国内にごま栽培の生産者がいなくなってしまったため、一時は、国産のごま油を作るのは不可能とまで言われました。しかし和田さんは、生産者と契約栽培をすることによって、国産ごま油を見事に復活させました。
さらに『鹿北製油』では、昔の良いものを作るだけではなく、新しいものにも挑戦しています。
黒ごまは、特別に抗酸化力が高く、アンチエイジングや成人病の予防に役立つことが最近の研究でわかっています。しかし黒ごまは、白ごまよりも絞った油の量が少なくなるため、黒ごま油は作られなかったのです。
「コストや手間がかかっても、最高のものを追求したい」という和田さんは、世界で初めて黒ごま油も手がけました。今ではこの黒ごま油は、本物を追求しつづける『鹿北製油』のシンボルのような存在になっています。
今回は、『鹿北製油』の国産ごま油、有機ごま油、国産なたね油、有機なたねのほか、栄養たっぷりのごま製品をお届けします。どの製品も一切、薬剤を使わずに昔ながらの製法にこだわった安心安全なものばかりです。
ごまは、カルシウムが不足しがちな日本人にとって、ぜひ毎日、摂ってほしい食品のひとつ。細胞を強くして、若々しくしてくれるので、アトピーやアレルギーの悩みを持つ人に、そしてアンチエイジング対策としてもおすすめです。