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No.1 本物のオーガニック・コスメを選ぶには

本物のオーガニック・コスメの選び方
第1回 素肌にも環境にもやさしい化粧品選びについて

雰囲気ではなく、成分をチェックして、 肌にとってやさしく有効な化粧品を使いましょう


Vol.1 本物のオーガニック・コスメを選ぶには -ポイントになる危険成分を知って、肌に安全なものを選ぶ-

コスメの原料は、ほとんどが石油から作られる

誰もが日常的に化粧品を使っています。洗顔用、化粧水、クリーム、そしてメイク用品など。 でも、化粧品に使われる成分のほとんどが石油からできたものだと知ったらどうでしょう?

じつはこの60年ほど前から、化粧品の主成分は、石油から作られた化学成分に変わっているのです。自然派、無添加とうたうコスメでさえ、化学成分にほんの少し天然成分を混ぜただけ、という製品も少なくないのです。

もしくは天然成分100%といいながら、自然のものを原料に化学的に合成された成分を使っている場合もあります。これらの不自然な物質は、私たちの肌にダメージを与え、肌から吸収されてからだ全体の健康に害を及ぼすことがわかってきています。

皮膚からも有害物質が吸収される

農薬や添加物を口から取り込んだり、排気ガスなど汚染された空気を肺から吸い込むのと同じように、皮膚からも有害な物が吸収されます。口から入った有害物質は肝臓で解毒され、そのあとに排泄されるので体内にはそれほど残りません。しかし皮膚から吸収された場合、有害物質は分解されずに体内にとどまってしまいます。

少し詳しく説明すると、有害物質は角質の下にある皮下組織に長い間とどまり、体外に排出されるまでに長い時間がかかります。普段は皮膚の角質部分が毒物を取り込まないためのバリアの役目を果たしていますが、ほとんどの化粧品に含まれる合成界面活性剤がこのバリアを徐々に破壊して、危険な成分を体内に入り込ませやすい肌へと変質させてしまうのです。

怖いのは、皮膚から取り込まれた化粧品の影響はすぐには症状が現れないということ。毎日のメイクで知らないうちに化学物質が蓄積され、何年か後にシミやくすみとなって出てきます。肌の健康だけでなく、さまざまな環境への影響を考えても石油原料をはじめ、化学合成された成分はできるだけ避けたいものです。

成分の知識をもって安心コスメを選ぶ

2001年に化粧品の全成分表示が始まりました。商品の全容が明らかになったのは喜ばしいことですが問題もあります。以前は、アレルギーなどの問題がある成分として、102の表示指定成分*があり、ラベルに表示する義務がありました。しかし全成分表示が始まったときもカタカナの多い聞き慣れない成分名がずらりと並ぶこととなり、ラベルを見てそれが安全なのか危険なのか見分けるにはとても難しくなりました。

私たちに成分を読み解く力がなければ、イメージにつられて決して安全ではない商品を手にしてしまうことになります。「肌にやさしい」「うるおい」「しっとり」などの文句は、必ずしもそのコスメと一致するものではありません。安全性や効果は、配合成分が決めるものなのです。

わからないから難しそうだからとあきらめず、食べ物の農薬や添加物に気をつけるように、真に健康で美しい素肌を保つために、コスメ選びのポイントを勉強していきましょう。より安全な化粧品を使う人が増えれば、それだけ環境に負担をかけることも少なくなります。

*表示指定成分
旧厚生省が定めた102の化粧品成分。「アレルギーなどの肌トラブルを起こす恐れのある成分」として、全成分を表示する以前は、ラベルに表示するように義務付けられていました。