「素肌につけるものだから、合成化学成分は使わない」 そんな考えから生まれた自然派コスメ
「オンド」は、生産者の山澤清さんが自ら育てたオーガニックハーブを使ったオーガニックコスメです。頑固なこだわりが素肌にとって安全なスキンケアを生み出しました。
「オンド」の化粧品に使われている 黄カラスウリは、昔から、寒さの厳しい東北の自然環境の中で働く女性たちがしもやけやあかぎれの手当に使ってきたものです。黄カラスウリの実の部分には肌の修復機能や乾燥肌の改善機能がある からです。さらに根は、粉にして赤ちゃんに使う「天花粉」の原料になっていました。
しかし農薬が使われるようになってから、黄カラスウリは絶滅の危機に陥ります。生態系が壊れて、黄カラスウリの受粉をしていたスズメガという蛾 がいなくなってしまったからです。
そんな黄カラスウリを復活させる取り組みを始めた人がいました。山形県庄内町の山澤清さんです。
山澤さんは、「無農薬循環農業」を実践しながら、オーガニックコスメ製造も手掛けています。
「オンド」の開発者である濱田稔さんと妻の光代さんは、「昔、日本にあった良いものをもう一度、蘇らせたい」 という山澤さんに深く共感。ぜひ山澤さんに寄り添って仕事をしていきたいと考えました。
昔からあった日本の植物を使ったナチュラルコスメを普及することが、人を健康にし、そして、虫、鳥、生き物がともに生きる豊かな自然を取り戻すことになる、そんな思いを山澤さんとともに持ちながら、濱田さん夫婦は「オンド」の製品を販売し続けています